飾太刀(かざだち)
飾太刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 16:21 UTC 版)
飾太刀(かざりたち[注釈 1])とは、平安時代頃よりそれまでの「唐大刀」「唐様大刀」に替わって用いられるようになった、儀礼用の刀剣である。 「飾剣」とも表記される[注釈 2]。
注釈
- ^ 「かざたち」とも
- ^ 読みはどちらの字の場合も「かざりたち」もしくは「かざたち」である
- ^ ただし、飾太刀の佩用が禁止されたわけではなく、大正時代や昭和初期に飾太刀が宮中儀礼にて用いられた例はあり、昭和期に製作された飾太刀も存在する
- ^ 細太刀程ではないが拵えも時代により多少の変化があり、時代が下るほど全体的に短く、太身で反りが大きく作られる傾向にある。
江戸時代に製作されたものには、同時代の通常の太刀拵と同様の体配(刀装全体のシルエット及び各部の配置)を持つものが存在し、現存している[4]。 - ^ 後の時代になると分銅鍔(ふんどう-つば)とも呼ばれる
- ^ 平たく織った組紐で作られた、正装の際に太刀を履くための帯
- ^ 鞣した革を紫色に染めたもの
- ^ 太く断面の丸い紐
- ^ 漆太刀(うるし-たち)と呼ばれるもので、竹光の一種
- ^ 1 に同じく読みはどちらも「ほそたち」である
出典
- ^ 向坂 1971, pp. 39–47.
- ^ 大谷 2006, pp. 21–22.
- ^ 東京国立博物館>館蔵品一覧>梨地螺鈿金装飾剣 ※2022年12月30日閲覧
- e国宝>梨地螺鈿金装飾剣 ※2022年12月30日閲覧
- ^ 文化遺産オンライン>葵紋散螺鈿黄金造飾太刀拵、徳川美術館蔵
- ^ 文化遺産オンライン>塩山蒔絵細太刀拵 ※2022年12月30日閲覧
[続きの解説]
飾太刀と同じ種類の言葉
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