飲酒操縦とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

飲酒運転

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/19 08:21 UTC 版)

飲酒運転（いんしゅうんてん）は、飲酒後にそのアルコールの影響がある状態で自動車などの車両を運転する行為をいう。同様な状況で他の交通手段を操縦する場合は飲酒操縦（いんしゅそうじゅう）といい、船舶（飲酒操船）^[1]、鉄道車両、航空機などが該当する。

脚注

注釈

^ 道路交通法にいう道路には、道路法に基づく「道路」だけでなく、都市計画道路、港湾道路、農道、林道、自動車道なども含まれる。
^ 鉄道車両については、マスメディアなどや一般の間では運転士の認識から「飲酒運転」と称する場合も多い。ただし車両等の飲酒運転と区別するために、鉄道車両、軌道上の車輌、無軌条電車、航空機または船舶については「飲酒操縦」等と表記する立場がある（酒酔い及び酒気帯び操縦の罰則強化^{[リンク切れ]}）。なお、道路にある路面電車については道路交通法の飲酒運転の適用を受ける。
^ ^a ^b ^c ALDH2欠損型および・またはADH1B低活性型の体質の人など。日本人では2 - 3%程度見られる。
^ ここでいう濃度は、呼気1リットル中のアルコール濃度（ミリグラム毎リットル）である。血中アルコール濃度による場合には、呼気の場合における 0.15 mg / 0.25 mgが、それぞれ法令上、0.3 mg / 0.5 mg の血液1ミリリットル中のアルコール濃度（ミリグラム毎ミリリットル）に対応する。なお、違反点数13点となる呼気中アルコール濃度 0.15 mgは、体質・タイミングなどにもよるが、ビールなどを少し飲んだことでも超えうる濃度である。
^ もっとも、憲法38条はいわゆる黙秘権（司法機関から被疑者・被告人への自己に不利益な供述強要の禁止）を定めるものと一般に解されているため、職位上の不利益処分を免れることまでをも保護の対象とするものでないとする声もある。なお、憲法38条に関して、麻薬取り扱いについてであるが、黙秘権の事前の放棄という理論を採用した判例もある（最判昭和29年7月16日）。
^ 運行供用者責任、すなわち飲酒運転車両の所有者・使用者であれば別段
^ ALDHのタイプにより異なる。
^ 酒税法上、アルコールを1%以上含む飲料が酒とみなされており、1%未満であれば清涼飲料水として扱われる。またアルコール含有量の表示については、%未満第1位での四捨五入による表示が可能である（0.50%から0.99%⇒「1%」、0.01%から0.49%⇒「0%」）。なお一般的分析試験での検出限界は0.01%単位である。
^ 日本では飲酒運転と薬物を摂取しての運転（麻薬等運転）は罪状が区別されているが、DUIやDWIは運転中の飲酒及び薬物両方の摂取を摘発するものである。