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飯石郡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/02 13:44 UTC 版)
飯石郡(いいしぐん)は島根県の郡である。人口5,454人、面積242.84km²、人口密度22.5人/km²。(2011年10月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 飯南町(いいなんちょう)
目次 |
由来
『出雲国風土記』によれば、伊毘志都幣命(いひしつべのみこと)という神がこの地に鎮座していたことに因むという。
沿革
律令制の施行により制定されたと考えられる。郡家は多禰郷にあった。
奈良時代
天平5年(733年)2月30日に成立したとされる『出雲国風土記』には7つの郷の内に19の里があったと記され、以下の郷の記載がある[1]。波多郷と来嶋郷にはそれぞれ2つの里が、他の5つの郷にはそれぞれ3つの里があった。
- 熊谷郷
- 現在の雲南市三刀屋町上熊谷、下熊谷、木次町上熊谷、下熊谷辺り。
- 三屋郷
- 三刀矢郷から神亀3年(726年)に改名した。現在の雲南市三刀屋町三刀屋、伊萱、給下、古城、高窪、里房、殿河内、粟谷、根波別所辺り。
- 飯石郷
- 伊鼻志郷から神亀3年(726年)に改名した。現在の雲南市三刀屋町多久和、神代、中野、六重、吉田町川手、深野、曽木辺り。
- 多禰郷
- 種郷から神亀3年(726年)に改名した。現在の雲南市三刀屋町乙加宮、坂本、須所、掛合町多根、松笠、掛合、入間、吉田町吉田辺り。
- 須佐郷
- 現在の出雲市佐田町須佐、反辺、原田、大呂、大川、雲南市掛合町穴見辺り。
- 波多郷
- 現在の雲南市掛合町波多、飯石郡飯南町志津見、八神、角井、獅子、長谷辺り。
- 来嶋郷
- 現在の飯石郡飯南町頓原、上来島、下来島、佐見、野萱、真木、赤名、上赤名、下赤名辺り。
町村制以降
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行(16村)
- 1896年(明治29年)2月20日 須佐村が東須佐村と西須佐村に分割された。(17村)
- 1928年(昭和3年)11月1日 三刀屋村が町制施行して三刀屋町となった。(1町16村)
- 1934年(昭和9年)8月1日 赤名村が町制施行して赤名町となった。(2町15村)
- 1941年(昭和16年)11月3日 一宮村が三刀屋町(高窪字西谷を除く)と簸川郡上津村(高窪字西谷)に分割編入された。(2町14村)
- 1949年(昭和24年)4月29日 頓原村が町制施行して頓原町となった。(3町13村)
- 1951年(昭和26年)
- 4月1日 掛合村・多根村・松笠村が合併して掛合村となった。(3町11村)
- 8月1日 掛合村が町制施行して掛合町となった。(4町10村)
- 1953年(昭和28年)
- 4月1日 赤名町と邑智郡谷村が合併して赤名町となった。
- 11月10日 東須佐村・西須佐村が合併して須佐村となった。(4町9村)
- 1954年(昭和29年)
- 1月20日 三刀屋町・飯石村・鍋山村・中野村が合併して三刀屋町となった。(4町6村)
- 11月3日 吉田村・田井村が合併して吉田村となった。(4町5村)
- 1955年(昭和30年)4月1日 掛合町・波多村が合併して掛合町となった。(4町4村)
- 1956年(昭和31年)6月10日 須佐村が簸川郡窪田村と合併して簸川郡佐田町となり郡より離脱。(4町3村)
- 1957年(昭和32年)
- 1月1日 赤名町・来島村が合併して赤来町となった。(4町2村)
- 2月1日 頓原町・志々村が合併して頓原町となった。(4町1村)
- 2004年(平成16年)11月1日 掛合町・三刀屋町・吉田村が大原郡木次町・加茂町・大東町と合併して雲南市となり郡より離脱。(2町)
- 2005年(平成17年)1月1日 赤来町・頓原町が合併して飯南町となった。(1町)
| 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年- 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 掛合村 | 掛合村 | 掛合村 | 昭和26年4月1日 掛合村 |
昭和26年8月1日 町制 |
昭和30年4月1日 掛合町 |
平成16年11月1日 雲南市の一部 |
雲南市 |
| 多根村 | 多根村 | 多根村 | |||||
| 松笠村 | 松笠村 | 松笠村 | |||||
| 波多村 | 波多村 | 波多村 | 波多村 | ||||
| 吉田村 | 吉田村 | 吉田村 | 昭和29年11月3日 吉田村 |
吉田村 | |||
| 田井村 | 田井村 | 田井村 | |||||
| 中野村 | 中野村 | 中野村 | 昭和29年1月20日 三刀屋町 |
三刀屋町 | |||
| 鍋山村 | 鍋山村 | 鍋山村 | |||||
| 飯石村 | 飯石村 | 飯石村 | |||||
| 三刀屋村 | 三刀屋村 | 昭和3年11月1日 町制 |
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| 一宮村 | 一宮村 | 昭和16年11月3日 三刀屋町に編入 |
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| 昭和16年11月3日 簸川郡上津村に編入 |
簸川郡 上津村 |
昭和30年3月22日 出雲市に編入 |
平成17年3月22日 出雲市の一部 |
出雲市 | |||
| 須佐村 | 明治29年2月20日 東須佐村 |
東須佐村 | 昭和28年11月10日 須佐村 |
昭和31年6月10日 簸川郡佐田町の一部 |
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| 明治29年2月20日 西須佐村 |
西須佐村 | ||||||
| 赤名村 | 赤名村 | 昭和9年8月1日 町制 |
昭和28年4月1日 赤名町 |
昭和32年1月1日 赤来町 |
平成17年1月1日 飯南町 |
飯南町 | |
| 邑智郡 谷村 |
邑智郡 谷村 |
邑智郡 谷村 |
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| 来島村 | 来島村 | 来島村 | 来島村 | ||||
| 頓原村 | 頓原村 | 頓原村 | 昭和24年4月29日 町制 |
昭和32年2月1日 頓原町 |
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| 志々村 | 志々村 | 志々村 | 志々村 | ||||
参考文献
- 沖森卓也、佐藤信、矢嶋泉 編著『出雲国風土記』 2005年 山川出版社 ISBN 978-4-634-59390-9
- 島根県地域振興部市町村課編『島根県の地名鑑』第8次改訂版 2007年 ハーベスト出版
- 関和彦『『出雲国風土記』註論』 2006年 明石書店 ISBN 4-7503-2376-4
注釈
- ^ 比定地名は2009年現在のもの。郷域の比定は関(2006)を参考にした。
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固有名詞の分類
飯石郡に関連した本
- 飯石郡誌 (1972年) 飯石郡 名著出版