風雪の太陽とは? わかりやすく解説

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風雪の太陽

原題:Sutjeska
製作国:ユーゴスラヴィア
製作年:1973
配給:日本ヘラルド映画
スタッフ
監督:Stipe Delic スティペ・デリッチ
脚本:Branimir Scepanovic ブラニミール・スチェパノビッチ

Wolf Mankowitz ウォルフ・マンコウィッツ

Miljenko Smoje ミレンコ・スモエ

Orson Welles オーソン・ウェルズ

Sergei Bondarchuk セルゲイ・ボンダルチュク
撮影:Tomislav Pinter トミスラフ・ピンター
音楽:Mikis Theodorakis ミキス・テオドラキス
字幕監修:清水俊二 シミズシュンジ
キャスト(役名
Richard Burton リチャード・バートン (Tito
Irene Papas イレーネ・パパス (Mother
Ljuba Tadic リューバ・タディッチ (Sava
Milena Dravic ミレナ・ドラヴィッチ (Vera)
Boris Dvornik ボリス・ドボルニク (Partisan
Ljubisa Samardzic リュビシャ・サマルディッチ (Gunner
Gunter Meisner(1) ギュンター・マイスナー (Lutters)
Anton Diffring アントン・ディフリング (Von Lohr
解説
ヨーロッパナチス・ドイツ席捲していた一九三一年、その中でただ一カ国自由圏を守っていたユーゴスラヴィアドイツ軍戦いを描く。監督スティペ・デリッチ脚本ブラニミール・スチェパノビッチウォルフ・マンコウィッツミレンコ・スモエオーソン・ウェルズセルゲイ・ボンダルチュク撮影トミスラフ・ピンター音楽ミキス・テオドラキス各々担当出演リチャード・バートンイレーネ・パパスリューバ・タディッチミレナ・ドラヴィッチボリス・ドボルニクリュビシャ・サマルディッチギュンター・マイスナーアントン・ディフリングなど。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
一九四一七年、全ヨーロッパ制圧しソ連にも大進攻をかけていたナチス・ドイツ思わぬ脅威現われた。それは、ユーゴ王朝政府降伏したものの国民大半支持するヨシプ・ブロズ・チトー(R・バートン率いユーゴスラビア人解放軍だった。そのため“バルバロッサ作戦”とドイツ側称するソ連進攻は四週間も遅れ、その貴重な週間ソ連防衛力強化しドイツ軍ソ連奥深く引き入れる戦術固めることができた。ユーゴヒトラーにとって“眼の上のコブであった一九四三年、予想される連合軍イタリア上陸対抗するため、ドイツ軍はユーゴ・パルチザンに総攻撃開始した。だが、ドイツ軍はネレトバ河附近パルチザン追いつめたものの、チトー鮮やかな戦略によって裏をかかれ、大量損害をだした。やがて“パルチザン一挙に全員殺害せよ!チトー生死かかわらず捕えよ”というヒトラー厳令のもと、第五期攻勢始まったドイツ軍のこの飛行機戦車隊までくりだされ攻撃のために、装備食料医療品極度に不足するパルチザンは完全に包囲された。チトーはただちにセルビアへの進撃予定変更しボスニアへ退くことにした。全軍名のうち一万人は負傷者病人だった。ボスニアへの退路確保するため、チトーはブチェボの高地占領するようイワン・ダルマチアン軍に命じたイワン親友ニコラ(B・ジボイノビッチ)とともに部隊率いていた勇士だった。その頃ドイツ軍本部のリタース将軍パルチザン動き察しブチェボの頂上ぶつかったが、肉弾戦では三年戦い続けてきたユーゴ軍が圧倒的に優勢たった。チトー退却開始した部隊二つ分け南方隊はチトー本部におきスチェスカ河を渡るコースを、北方隊は主に負傷者中心とし、英雄サバ・コバヤビッチ(L・タディッチ)の第三突撃隊護衛にあたりタラ山を越えコースをとることになった。だが、ドイツ軍南方隊の動き引きずられるだろうと思っていたチトー読み対し包囲網はますます厳しくなる一方だった。両軍ともドイツ爆撃悩みサバ北方軍タラ山の包囲をつき破ることができず、チトー南方隊と合流することにした。その頃第一師団第二師団がようやくドイツ包囲網をつき破ったチトー本隊早くなければ再び分断されてしまう危険が大きい。しかしまだ到着しない北方隊を見棄てる訳にはいかなかった。一方負傷者たちと第三突撃師団半数はスチェスカ河を渡ったが、重傷者たちは急流を渡ることが不可能だった。彼らを救うために他のルート通り本隊合流しようとサバ考えた。そのために第三突撃師団多く生命危険にさらされるろうこと判っていたが、負傷者たちをチトー本隊届けなければならない。こうして、血を吐くような努力の末、負傷者たちと合流したチトードイツ新たに補強され包囲網をつき破った。ちょうど一ヵ月に渡る戦いユーゴ軍の勝利終った。だがこの戦いで流された血の多量さにチトーは胸がふさがれ思いだった。



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