類_(アクセント)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 類_(アクセント)の意味・解説 

類 (アクセント)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 07:26 UTC 版)

(るい)またはアクセント語類(アクセントごるい)は、古い文献および現代方言の比較により、日本語方言の共通祖先(祖語)に存在したと推定される、アクセントで対立する語のグループ[1][2]。日本語のアクセント体系は方言により異なっているが、規則的な対応関係があり、祖語からの規則的な変化により現代方言のアクセントが成立したと考えられている。各類に所属する語を、類別語彙(るいべつごい)と言う[1][2]


注釈

  1. ^ 京都では高低低(低)。
  2. ^ 京都では、五段活用動詞は高高高、一段活用動詞は低低高。
  3. ^ 名詞の場合、東京では高低低(低)。
  4. ^ 東京では「歩く」「隠す」は低高低。

出典

  1. ^ a b 上野(2006), pp.2-3.
  2. ^ a b c 木部暢子編(2019)『明解方言学辞典』三省堂、3頁。
  3. ^ 『岩波講座 日本語 11 方言』, p.131.
  4. ^ 平山(1960), pp.34-39.
  5. ^ 平山(1960), pp.40-41.
  6. ^ 『岩波講座 日本語 5 音韻』, pp.388-389.
  7. ^ 秋永(2009), p.92, 表3.
  8. ^ 『岩波講座 日本語 11 方言』, pp.138-140.
  9. ^ 金田一春彦・和田実(1955)「国語アクセント類別語彙表」国語学会国語学辞典編集委員会『国語学辞典』東京堂、994-997頁。
  10. ^ 金田一(1974), pp.62-73.
  11. ^ 『岩波講座 日本語 11 方言』、133-134頁。
  12. ^ 上野(2006), pp.36-38.
  13. ^ 服部(1979).
  14. ^ 松森(1998).
  15. ^ 松森(2012)
  16. ^ 金田一(1974), pp.62-73, 付表8.
  17. ^ 『日本語の歴史5 近代語の流れ』153頁。
  18. ^ 秋永(2009), p.91, 表4.
  19. ^ 金田一春彦「東西両アクセントの違いができるまで」『日本の方言:アクセントの変遷とその実相』教育出版、1995年、51頁。
  20. ^ 『日本語の歴史5 近代語の流れ』132-133頁、152-153頁。


「類 (アクセント)」の続きの解説一覧

「類 (アクセント)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「類_(アクセント)」の関連用語

類_(アクセント)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



類_(アクセント)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの類 (アクセント) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS