韋駄天記者
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1953 |
配給: | 東映 |
スタッフ | |
監督: | 田中重雄 タナカシゲオ |
原作: | 戸川幸夫 トガワユキオ |
脚色: | 八住利雄 ヤスミトシオ |
企画: | 小川正 オガワタダシ |
加藤邁 カトウススム | |
撮影: | 西川庄衛 ニシカワショウエ |
美術: | 丹羽勝 ニワマサル |
録音: | 大谷政信 オオタニマサノブ |
照明: | 守屋惣一 モリヤソウイチ |
キャスト(役名) |
沼田曜一 ヌマタヨウイチ (坂田良平) |
二本柳寛 ニホンヤナギヒロシ (南部大助) |
三浦光子 ミウラミツコ (南部和江) |
岸輝子 キシテルコ (南部たつ) |
香川京子 カガワキョウコ (福田幸子) |
小沢栄 オザワサカエ (嵐部長) |
信欣三 シンキンゾウ (阿部副部長) |
山形勲 ヤマガタイサオ (村田副部長) |
河野秋武 コウノアキタケ (三浦) |
神田隆 カンダタカシ (保坂) |
春日俊二 カスガシュンジ (波野) |
青山杉作 アオヤマスギサク (尾本博士) |
千田是也 センダコレヤ (市岡教授) |
解説 |
「ボート8人娘」の小川正に加藤邁が共力して企画、東京日日新聞社会部長戸川幸夫の原作から「花咲く風」の八住利雄が脚本を書き、「銭なし平太捕物帳」の田中重雄が監督に当っている。撮影は「二人の母」の西川庄衛。出演者は「激流(1952)」の沼田曜一、「親分の青春」の二本柳寛、「銭形平次捕物控 からくり屋敷」の三浦光子、「夏子の冒険」の岸輝子、「ひめゆりの塔(1953)」の香川京子、その他信欣三、千田是也、青山杉作など新劇人が出演。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
南部大助は東方新聞社社会部記者であるが、その仕事の忙しさは家庭の存在を忘れさせることも多く、時々妻和江を淋しがらせている。ところが和江の弟良平まで新聞記者志願で、これは日本新聞社の入社試験を受けて見事パスした。やがて警視庁詰になった彼は、兇悪犯人の殺人現場の写真を見せられて心臓を波打たせ、飛込自殺の現場に立会ってふるえ上り、脳病院の火事に駆けつけ、狂人に追いかけられて悲鳴をあげたりした。社会部記者としての適格性を疑われた良平は学芸部へ転勤を命じられることになったが、折から南ケ丘大学総長辞職事件が持上り、嵐部長の思いやりで良平に今一度の機会が与えられることになった。この事件では東方新聞の兄大助と競争相手になったが、大助は弟のため手加減をするようなことはなく、記事は東方に抜かれるばかりであった。良平は社の看護婦福田幸子にはげまされてねばり通し、遂に次回総長尾本博士の記事をスクープすることが出来た。晴々とした気持で社の屋上にのぼった良平に、待っていた幸子は結婚のため大阪へ立って行くことを告げるのだった。 |
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