面隠し

デジタル大辞泉

おも‐かくし【面隠し】

読み方：おもかくし

《「おもがくし」とも》

１ 恥ずかしさに顔を隠すこと。

「玉かつま逢はむと言ふは誰(たれ)なるか逢へる時さへ—する」〈万・二九一六〉

２ 恥ずかしさを紛らすこと。てれ隠し。

「—にや…まめごとをのたまへば」〈源・宿木〉

３ 醜いもの、汚いものの表面を覆い隠すこと。

「あやしき賤(しづ)の屋も雪にみな—して」〈枕・三〇二〉

つら‐がくし【面隠し】

読み方：つらがくし

１ 初期の操り人形芝居で、上演中、人形遣いの姿が観客から見えないように舞台上部から垂れ下げた幕。

２ 厩(うまや)で、隣り合った馬の顔が見えないように境に作った仕切り。

日本語活用形辞書

面隠し

読み方：おもかくし

【文語】サ行四段活用の動詞「面隠す」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

面隠す  » 「面隠す」の意味を調べる

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面隠し（つらかくし）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/02/24 11:49 UTC 版)

「亡念のザムド」の記事における「面隠し（つらかくし）」の解説

自らの名前ともにアイデンティティーを喪失し、仮面化したアキユキ。記憶や言語、知能に深刻な障害が出ている。愛する人から拒絶されたり、失った絶望により孤独感に陥ることが原因で大抵の場合はハルが鍵を握る。また、この状態にあるアキユキは周囲の人に嫌悪感や不快感を抱かせる。夢現の状態にあって自我を喪失しているわけでないためこれだけなら石化しない。