青鉛鉱とは? わかりやすく解説

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青鉛鉱(Linarite)/白鉛鉱(Cerussite)

青鉛鉱
Blanchard,New Mexico,USA
PbCu2+(SO4)(OH)2/PbCO3 画像の幅約9mm

写真中の青い結晶が青鉛鉱で、白い部分白鉛鉱です。

青鉛鉱(Linarite)

青鉛鉱 青鉛鉱
兵庫県川辺郡猪名川町南田原 辻ヶ瀬鉱山
PbCu2+(SO4)(OH)2 画像の幅約2mm、標本の幅約2.6cm

先の尖った青い板柱結晶が青鉛鉱です。
母岩空隙鮮やかな青色をした青鉛鉱の小結晶が観察できます

青鉛鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 12:17 UTC 版)

青鉛鉱
分類 硫酸塩鉱物
シュツルンツ分類 7.BC.65
化学式 PbCu[(OH)2|SO4]
結晶系 単斜晶系
対称 P21/m
単位格子 a = 9.701(2), b = 5.65
c = 4.69 [Å]; β = 102.65°; Z = 2
晶癖 Crystals elongated and tabular; in crusts and aggregates
双晶 Common on {100}, also on {001}
へき開 Perfect on {100}, imperfect on {001}
断口 貝殻状
モース硬度 2.5
光沢 亜金剛光沢、ガラス光沢
深いアジュール
条痕 淡青色
透明度 透明、半透明
比重 5.3 - 5.5
光学性 二軸 (-)
屈折率 nα = 1.809 nβ = 1.838 nγ = 1.859
複屈折 δ = 0.050
多色性 X = 淡青色; Y = 青色; Z = プルシアンブルー
光軸角 2V 測定: 80°
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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青鉛鉱(せいえんこう、Linarite)は、比較的希少な結晶性の鉱物で、非常に強い純粋な青色を持つことで鉱物収集家に知られる。リナライトとも呼ばれる。方鉛鉱黄銅鉱、その他の銅硫化鉱物の酸化により形成される。化学式PbCuSO4(OH)2硫酸塩水酸化物である。単斜晶系の柱状や板状、または不定形となる。藍銅鉱とよく似ているが、希塩酸には反応しない点で区別できる。モース硬度は2.5、比重は5.3-5.5である。

青鉛鉱は、1822年に初めて同定され、スペインリナーレス高原に因んで名づけられた[1]ブロシャン銅鉱硫酸鉛鉱、カレドニア石、レッドヒル石、白鉛鉱、孔雀石異極鉱等と共生する[3]

ギャラリー

出典

  1. ^ a b Linarite (英語), MinDat.org, 2022年7月11日閲覧
  2. ^ Linarite Mineral Data”. Webmineral.com (2014年). 2022年6月27日閲覧。
  3. ^ a b Linarite”. Handbook of Mineralogy. Mineral Data Publishing (2005年). 2022年7月11日閲覧。



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