青春デンデケデケデケとは? わかりやすく解説

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せいしゅんでんでけでけでけ【青春デンデケデケデケ】

読み方:せいしゅんでんでけでけでけ

芦原すなお小説1960年代ベンチャーズ憧れロックバンド結成した高校生青春を描く。平成2年1990)、第27回文芸賞受賞平成3年1991)、第105直木賞受賞平成4年1992)、大林宣彦監督により映画化題名の「デンデケデケデケ」はベンチャーズ楽曲パイプライン」などにみられるギター技法擬音語


青春デンデケデケデケ

原題:
製作国:日本
製作年:1992
配給:東映
スタッフ
監督:大林宣彦 オオバヤシノブヒコ
製作:川島國良 カワシマ

大林恭子 オオバヤシキョウコ

笹井英男 ササイヒデオ
プロデューサー:大林恭子 オオバヤシキョウコ

小出賀津美 コイデカツミ

福田慶治 
原作:芦原すなお アシハラスナオ
脚本:石森史郎 イシモリフミオ
撮影:萩原憲治 ハギワラケンジ

岩松茂 イワマツシゲル
音楽:久石譲 ヒサイシジョウ
音楽プロデューサー:笹井一臣 
美術:薩谷和夫 サツヤカズオ
編集:大林宣彦 オオバヤシノブヒコ
録音:横溝正俊 ヨコミゾマサトシ
スチール:原田大三郎 ハラダダイザブロウ

佐藤芳夫 サトウヨシオ
助監督:竹下昌男 タケシタマサオ
照明:小熊良洋 

秋田富士夫 アキタフジオ
キャスト(役名
林泰文 ハヤシヤスフミ (藤原竹良
大森嘉之 オオモリヨシユキ (合田富士男
浅野忠信 アサノタダノブ (白井清一
永掘剛敏 ナガホリ (岡下巧
佐藤真一郎 サトウシンイチロウ (谷口静夫
柴山智加 シバヤマトモカ (唐本幸代
滝沢涼子 タキザワリョウコ (引地めぐみ
岸部一徳 キシベイットク (寺内先生
ベンガル ベンガル (藤原孝行
根岸季衣 ネギシトシエ (藤原絹江
尾美としのり オミトシノリ (藤原杉基
水島かおり ミズシマカオリ (白井美貴
尾藤イサオ ビトウイサオ (白井太郎
入江若葉 イリエワカバ (白井志乃
天宮良 アマミヤリョウ (田中和夫
解説
1960年代中頃四国田舎町舞台に、ベンチャーズ憧れロックバンド情熱を燃やす高校生たちを軽快に描く青春ドラマ監督は「ふたり」の大林宣彦。第105直木賞受賞した芦原すなお同名小説河出書房新社・刊)を原作に、脚本石森史郎撮影萩原憲治岩松茂担当特別出演するベンチャーズの「パイプライン」をはじめ、60年代ロック・ミュージック全編散りばめられている。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
1965年春休み四国香川県観音寺市高校入学目前控えた僕、ちっくんこと藤原竹良林泰文)は、昼寝最中ラジオから流れてきたベンチャーズの曲「パイプライン」の“デンデケデケデケ~”という音にまさに電撃的な衝撃を受け、高校入ったロックバンド結成しようと心に誓う。そうして浄泉寺住職息子合田富士男大森嘉之)(ベース)、ギター得意な白井清一浅野忠信)(リードギター)、ブラスバンド部の岡下巧永掘剛敏)(ドラム)、そして僕(サイドギターボーカル)と4人のメンバー揃った夏休みそれぞれアルバイトお金稼ぎ念願楽器購入バンド名も〈ロッキング・ホースメン〉と決定、こうして本物電気ギターの音が初めて町にこだました機械いじりが得意で手製アンプ作ってくれたしーさんこと谷口静夫佐藤真一郎)という名誉メンバーも加わる。河原での合宿もうまくいき、学内での活動認められ女の子たち人気の的にもなった。そしてスナック開店記念パーティ念願デビューロックバンド明け暮れる高校生活あっという間に過ぎていき、顧問寺内先生急死するという出来事もあれば、岡下の初キッス事件起こった。僕だって夏の終わりクラスメイト唐本幸代柴山智加)に誘われて海水浴場2人で出かけたりする。そして僕たちのバンド最後演奏となった高校3年文化祭も、大成功の内に幕を閉じた卒業近づく東京大学行こうとしているものの不安定な気持ちの僕を、バンド仲間たちが「頑張れよ、終身バンド・リーダー」と励ましてくれる。恋や友情の熱い思い出と、愛しい歌の数々を胸に、こうして僕は東京向かっていくのだった

青春デンデケデケデケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 18:49 UTC 版)

青春デンデケデケデケ』(せいしゅんデンデケデケデケ)は、芦原すなおの青春小説[1]1991年1月河出書房新社より刊行された。


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「特集 追討大林宣彦監督 デンデケデケデケは鳴り止まない」 (PDF) 広報かんおんじ2020年10月号 pp.1–9 - 観音寺市
  2. ^ 映画版では演奏時にはずしている場面がある。
  3. ^ 映画では三豊市 (撮影当時は豊中町)に実在する農機具メーカーのイナダ(旧稲田農機[1])でロケをおこなっている。
  4. ^ a b 史実においては「わかば」の発売は1966年、「エコー」は1968年(参考:“JT、「わかば」「エコー」など3銘柄終了へ”. 日本経済新聞. (2019年7月24日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47748100U9A720C1916M00/ 2021年3月5日閲覧。 )のため、竹良が1年生だった1965年にはいずれもまだ存在していない。
  5. ^ a b 『青春デンデケデケデケ』DVD・デラックス版の特典映像の大林宣彦と芦原すなおの対談より
  6. ^ a b c d e f g 沼尻正之「大林映画にとって「地域」とは何か? : 尾道三部作とそれ以後」『追手門学院大学文学部紀要;The Meaning of“Region”for Obayashi Nobuhiko’s Films :Onomichi Trilogy and His Later Films, Otemon Gakuin University』3月10日 第6巻、追手門学院大学地域創造学部、2021年、39-40頁、NAID 400226523322023年6月17日閲覧 
  7. ^ a b 野沢尚『映画館に、日本映画があった頃』キネマ旬報社、188–191頁。 
  8. ^ “支局長からの手紙 広報紙の「青春デンデケ」/香川”. 毎日新聞. (2021年2月1日). https://mainichi.jp/articles/20210201/ddl/k37/070/308000c 2021年11月19日閲覧。 
  9. ^ ただしエンドロールで曲名に続けて(歌手名)が表記されているもののみで、「祖谷の粉挽き唄」など一部の曲で音源が使われていても歌手名の表記がないものは★は付けていない。
  10. ^ 1970年代にデビューし、「マイ・シャローナ」を発表した同名のバンドとは異なる。
  11. ^ a b 大林宣彦「解説 - 少年の約束」『青春デンデケデケデケ』河出文庫、1992年、pp.220 - 224
  12. ^ a b c d 【エド山口】「青春デンデケデケデケ」エピソード!”. YouTube. エド山口チャンネル (2020年3月30日). 2020年4月12日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j k 大林宣彦「林泰文インタビュー 『人生の節目にはいつも大林監督がいたんです』」『4/9秒の言葉―4/9秒の暗闇+5/9秒の映像=映画』創拓社、1996年、81–84頁。ISBN 4871382184 
  14. ^ 『大林宣彦のa movie book尾道』たちばな出版、2001年、190頁。ISBN 4-8133-1380-9 
  15. ^ 「ZIGZAG大接近 南野陽子が映画ロケ先から突如帰っちゃったワケ」『週刊宝石』1991年12月19日号、光文社、214頁。 
  16. ^ 2020年4月11日のツイート - 浅野忠信公式twitter
  17. ^ 小中和哉「最も幸運な大林チルドレン」」『総特集 大林宣彦 1938-2020』ユリイカ2020年9月臨時増刊号、青土社、118–121頁。ISBN 9784791703890http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3459&status=published 
  18. ^ a b 根岸季衣「監督を偲び」」『総特集 大林宣彦 1938-2020』ユリイカ2020年9月臨時増刊号、青土社、226–227頁。ISBN 9784791703890http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3459&status=published 
  19. ^ a b c Question?が初主演舞台 - 朝日新聞デジタル2007年1月20日


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