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青春の殺人者

原題:
製作国:日本
製作年:1976
配給:ATG
スタッフ
監督:長谷川和彦 ハセガワカズヒコ
製作:今村昌平 イマムラショウヘイ

大塚和 オオツカカノ
原作:中上健次 ナカガミケンジ
脚本:田村孟 タムラタケシ
企画:多賀祥介 
撮影:鈴木達夫 スズキタツオ
音楽:ゴダイゴ 
美術:木村威夫 キムラタケオ
編集:山地早智子 
録音:久保田幸雄 クボタユキオ
スクリプター:浅附明子 
その他:伊藤昭裕 イトウアキヒロ
助監督:石山昭信 イシヤマアキノブ
照明:伴野功 バンノイサオ
キャスト(役名
水谷豊 ミズタニユタカ (斉木順)
内田良平 ウチダリョウヘイ (父)
市原悦子 イチハラエツコ (母)
原田美枝子 ハラダミエコ (ケイ子)
白川和子 シラカワカズコ (ケイ子の母)
江藤潤 エトウジュン (宮田
桃井かおり モモイカオリ (郁子
地井武男 チイタケオ (日高
高山千草 タカヤマチグサ (漁師の女A)
三戸部スエ ミトベスエ (漁師の女B)
解説
一九六九年十月三十日、千葉県市原市実際に起こった事件取材した芥川賞作家中上健次小説蛇淫』をもとに、両親殺害した一青年の理由なき殺人通して現代青春像を描き上げる。脚本は元創造社メンバー一人で、作家転向以来五年ぶりに脚本執筆した田村孟監督はこれが第一監督作品長谷川和彦撮影は「祭りの準備」の鈴木達夫それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
彼、斉木順は二十二歳。親から与えられたスナック経営して三カ月になる。店の手伝いをしているのは、幼なじみ常世ケイ子である。あるの日、彼は父親取り上げられた車を取り戻すため、タイヤパンクの修理を営む両親の家に向った。しかし、それは彼とケイ子を別れさせようと、わざと彼を呼び寄せる父と母の罠だった。母は彼に「順は取り憑かれてるのよ、ぐるぐる巻きにされてる」となじる。早く別れないとあの体にがんじがらめになるという。もともと、スナック建てる時にケイ子を連れて来たのは父だった。ケイ子は左耳が関えなかった。その理由を順はケイ子のいう通り中学生の頃、いちじくの実を盗んで食べたのを、順がケイ子の母親告げ口をし、そのために殴られて聞えなくなったと信じていた。しかし、父は、ケイ子の母親引っばり込んだ男に彼女が手ごめにされたのを母親にみつかって、たたかれたからで、いちじくの話はケイ子のデッチ上げだという。母親野菜を買いに出ている間に、彼は父親殺した。帰って来た母は最初驚愕するが、自首するという彼を引き止めた。こうなった以上、二人だけで暮そう。大学へ行って、大学院へ行って、時効の十五年が経ったら嫁をもらって、と懇願する。だが、ことケイ子の話になると異常な程の嫉妬心で彼を責める。ケイ子と始めから相談して逃げようとしていたのだ、と錯乱した母は庖丁を手に待った。もみ合っている内に、彼が逆に母を刺していた。金庫から金を奪った彼は洋品店衣類替えスナックに戻った。彼はケイ子に、店を今日限りで閉めると言った。何も知らないケイ子は、自分のことが原因だから両親謝りに行くという。彼はもう取り返しがつかないと彼女を制した。衝動的に彼がケイ子を抱こうとした時、高校時代友人宮田とその婚約者郁子宮田大学同級生日高三人が訪ねて来た。彼が高校時代に撮った8ミリ皆で見ようというのだ。ガレージの中で、教師両親を葬れといった内容8ミリを見終る。順は、日高トイレに行った時、風呂場両親死体日高に見せる。親とは仲直りして、ごめんなさい金下さいって言えばいいという日高に、仲直りできない理由教えようというのだ。日高は、ぶるぶる震えているだけだ。順はケイ子と一緒にケイ子のアル中母親の家に行って、いちじく一件をたずねるが、八つ手はあったが、いちじくはなかったと、母親はいう。順は、追って来るケイ子を振り切って一人で家へ戻る。両親死体タオルケットで包んでいる時にケイ子が家の中に入って来た。ケイ子は、殺人のことを既に知っていたのか、平然としている。彼女も包み運び出すのを手伝ってから、二人燃えた。海に死体捨てたあと、いちじくの話はケイ子の作り話だと彼女から聞かされた。彼の脳裏に幼い日の彼と、貧しい父と母が浮かぶ。食うもんも食わんで、飲むもんも飲まんで、バカだよ。彼は泣いていた。ケイ子は彼と一緒に死ねると思った。「俺はここを燃やしたい、ここじゃなきや燃やしたことにならない」。二人は、スナックガソリンをまいて、火を放った。ロープをつけて首をかけたが死に切れず、ケイ子を連れて外へ出た。見物人人混みの中で、ケイ子から離れた彼は、一人、走るトラック荷台から遠い黒煙見ていた。


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青春の殺人者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/09 08:44 UTC 版)

青春の殺人者』(せいしゅんのさつじんしゃ)は、1976年公開の日本映画。

長谷川和彦監督、水谷豊原田美枝子主演。今村プロ=綜映社=ATG製作、ATG配給。 カラー / ビスタ / 132分。

長谷川和彦の第一回監督作品。1974年千葉県市原市で実際に起きた親殺し事件を下敷きにした中上健次の短編小説『蛇淫』をもとに、田村孟が大胆に脚本化した。 深い理由もなく、行きがかりから両親を殺してしまった青年とその恋人の末路を、突き放した視点から描く。






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