露仏同盟とは? わかりやすく解説

ろふつ‐どうめい【露仏同盟】


露仏同盟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/03 23:49 UTC 版)

露仏同盟(ろふつどうめい、ロシア語: Франко-русский союзフランス語: Alliance franco-russe)は、第三共和政期のフランスロシア帝国の間で成立した軍事同盟。経済的対立をふくむ欧州情勢の混迷を背景として、両国の交渉はビスマルク辞職後の1890年にドイツ側が独露再保障条約の更新を拒絶し、1891年から公然化した。公式の同盟は1894年1月4日に締結され[1]、そこで三国同盟を仮想敵とする集団的自衛権が定められた。


注釈

  1. ^ ヴィルヘルム2世はロシア皇帝ニコライ2世閨閥を構成していたが、王族同士の関係は第一次世界大戦の抑止力とならなかった。
  2. ^ サンクトペテルブルク発、ロシア駐在フランス大使からフランス外務大臣宛。

出典

  1. ^ a b 露仏同盟』 - コトバンク
  2. ^ Blackwell, W. L. (1968), The Beginnings of Russian Industrialization 1800–1860, Princeton University Press. p.256.
  3. ^ 石坂昭雄 「ベルギーの経済発展とヨーロッパ経済」 経済学研究45-2 72頁
  4. ^ J. P. McKay, Pioneers for Profit, Foreigin Entrepreneurship and Russian Industrialization 1885–1913, University of Chicago Press, 1970, p. 32
  5. ^ 南塚信吾 「金融資本の成立と展開 ロシア」 『講座 西洋経済史Ⅲ 帝国主義』 入江節次郎編 1979年 p.192.
  6. ^ F.Sternberg, Der Imperialismus, Frankfurt am Main, 1917, SS.522-523.
  7. ^ René Girault, Emprunts russes et investissements français en Russie, 1887-1914, CHEFF, 1999


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