電界イオン顕微鏡とは? わかりやすく解説

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でんかいイオン‐けんびきょう〔‐ケンビキヤウ〕【電界イオン顕微鏡】


イオン顕微鏡

(電界イオン顕微鏡 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/29 15:45 UTC 版)

イオン顕微鏡(イオンけんびきょう)とはイオンを試料の画像化に使用する顕微鏡の総称で複数の形式がある。


  1. ^ a b 電界イオン顕微鏡・電界放射顕微鏡”. 2017年3月8日閲覧。
  2. ^ 中村勝吾、「電界イオン顕微鏡による表面構造の研究」『日本結晶学会誌』 11巻 4号 1969年 p.251-259, 日本結晶学会, doi:10.5940/jcrsj.11.251
  3. ^ 中村勝吾、「電界イオン顕微鏡の基礎および応用に関する研究(その2)」『電子顕微鏡』 10巻 1号 1975年 p.9-13, 日本顕微鏡学会, doi:10.11410/kenbikyo1950.10.9
  4. ^ FIM:電界イオン顕微鏡装置
  5. ^ 小川 真一、「ヘリウムイオン顕微鏡を用いたナノデバイス材料の評価と加工」『顕微鏡』 48巻 3号 2013年 p.149-153, 日本顕微鏡学会, doi:10.11410/kenbikyo.48.3_149


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電界イオン顕微鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 01:18 UTC 版)

イオン顕微鏡」の記事における「電界イオン顕微鏡」の解説

電界イオン顕微鏡(イオンけんびきょう 英名:Field ion microscope;FIM)は尖鋭化した試料先端部を実空間時間観測できる投影型顕微鏡電子顕微鏡電子代わりにヘリウムネオンなどのイオン使用して拡大像を得る装置画像化使用される粒子波長によって空間分解能制限される従来顕微鏡とは異なりFIM原子レベル解像度とおよそ数百万倍拡大率を備え投影型顕微鏡で、極めて単純な構造ありながら原子観測することが可能で、世界で初め原子観察成功した経緯がある。1951年米国ペンシルバニア州立大学のE.W.ミュラー創案電解研磨によって(先端直径100~300 Å)針状整形され白金モリブデンタングステン等の高融点金属製試料ヘリウム雰囲気中で極低温 (20100 K) に冷却して電界をかけると、試料尖塔部において電界集中するので、ここに接触したヘリウム原子イオン化され、このヘリウムイオンが電気力線沿ってスクリーンマイクロチャンネルプレート)に投影され輝点生じることで試料表面原子凹凸拡大して投影される

※この「電界イオン顕微鏡」の解説は、「イオン顕微鏡」の解説の一部です。
「電界イオン顕微鏡」を含む「イオン顕微鏡」の記事については、「イオン顕微鏡」の概要を参照ください。

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