陸軍機甲本部
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陸軍機甲本部(りくぐんきこうほんぶ)は、大日本帝国の陸軍大臣に隷属[* 1]する機関のひとつ。陸軍省の外局として、陸軍における機甲部隊および騎兵部隊に関する教育、編制、技術開発を統御、管理した。1941年(昭和16年)4月に設立され、太平洋戦争(大東亜戦争)敗戦につづく陸軍解体にともない、1945年(昭和20年)11月に廃止された。
注釈
- ^ 隷属(れいぞく)とは固有の上級者の指揮監督下に入ること。単に指揮系統だけでなく、統御、経理、衛生などの全般におよぶ。『帝国陸軍編制総覧 第一巻』61頁
- ^ 典令範(てんれいはん)とは、陸軍の基本的教本である「操典」「教令」「教範」の総称。具体的には、騎兵操典(騎兵に限る)、作戦要務令、体操教範、電信教範、など多数がある。『日本陸海軍総合辞典』720頁
- ^ ここでいう軍隊とは、陸軍全体を「軍隊」「官衙」「学校」「特務機関」の4つに類別した場合のひとつ。司令部を含めた師団等や部隊の総称と考えてよい。『陸軍読本』52頁
- ^ 陸軍省令の正式名称は「昭和二十年勅令第六百三十二号陸海軍ノ復員ニ伴ヒ不要ト為ルベキ勅令ノ廃止ニ関スル件ニ基ク陸軍士官学校令廃止等ニ関スル件」。
出典
- ^ 『陸軍軍戦備』305-306頁
- ^ 「御署名原本・昭和十六年・勅令第四〇五号・陸軍機甲本部令(国立公文書館)」 アジア歴史資料センター Ref.A03022590800
- ^ 彙報 陸軍機甲本部設置 『官報』第4280号、1941年4月16日
- ^ 達 陸達第30号 『官報』第4294号、1941年5月5日
- ^ 彙報 陸軍機甲本部移轉 『官報』第4480号、1941年12月12日
- ^ 彙報 陸軍省移轉 『官報』第4490号、1941年12月24日
- ^ 省令 陸軍省令第56号 『官報』第5662号、1945年11月26日
- ^ a b 「陸軍異動通報 1/6 昭19年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120900200
- ^ 「陸軍異動通報 2/4 昭20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120934800
- ^ a b 「陸軍異動通報 3/4 昭20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120939300
- ^ a b 「陸軍異動通報 3/4 昭20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120941400
- 1 陸軍機甲本部とは
- 2 陸軍機甲本部の概要
- 3 概要
- 4 年譜
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