陳家太極拳
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陳家太極拳(ちんかたいきょくけん、陳氏太極拳・陳式太極拳)は、中国河南省温県陳家溝在住の陳氏一族を中心に伝承されている中国武術。
- 1 陳家太極拳とは
- 2 陳家太極拳の概要
- 3 拳架(陳式套路の各種スタイル)
- 4 伝承者
陳氏太極拳
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陳氏太極拳には、小架式、大架式、新架式、老架式などと称せられる伝承があり、陳家溝を始めとして河南省の黄河流域の村々には古くから多数の伝承がある。太極拳は武術である。太極拳の練法は、運気主体の練功法と、発勁、化勁主体の武術的練功法を併含する。ゆえに発勁法、化勁法を抜きに語ることはできない。套路を学習するにあたり、真っ先に発勁法の修得が求められる。 発勁を語るに及んで、中国武術の分類である「外家拳」と「内家拳」に触れたい。外家拳は屈強な肉体を用いて技を駆使する拳法であり、内家拳は家族を単位とした老若男女がなべて使用できる理合を持っている拳法である。つまり、弱者のための拳法といえる。外家拳は、充分な間合いをとって打ち込んでくる長打(尺勁)を主力とする。太極拳ではこの打突に対し、間合いをつめ短打を用いる。太極拳は小さな間合いを盾とし、長打の威力を化勁でかわし、短打(寸勁、分勁)による発勁で対応する。 このことが太極拳の大きな特色となっていることを忘れてはならない。套路の緩やかで大きくまろやかな動作からは想像しがたいことだが、この動き全てが短打での発勁法となる。動作の印象から太極拳が大きく伸びやかな戦闘法であると解釈するのは間違いである。
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