陰膳

デジタル大辞泉

かげ‐ぜん【陰膳】

読み方：かげぜん

旅行などで不在の人のために、家族が無事を祈って供える食膳。「毎日—を据える」

歴史民俗用語辞典

陰膳

読み方：カゲゼン（ｋａｇｅｚｅｎ）

家を離れてしばらく帰ってこない者のため、留守宅で家人が手向る食膳。

世界宗教用語大事典

かげぜん 【陰膳】

日本で、戦争や出稼ぎや旅に出た人の安全を祈って、留守宅の人が供える食膳のこと。古例は正月や祝日のみに見られ、それが毎日に変わっていったようだ。

短編小説作品名辞典

陰膳

作者夏樹静子

収載図書悪夢十夜
出版社角川書店
刊行年月1993.12
シリーズ名角川ホラー文庫

収載図書誘惑―女流ミステリー傑作選
出版社徳間書店
刊行年月1999.1
シリーズ名徳間文庫

収載図書怪奇・ホラーワールド
出版社リブリオ出版
刊行年月2001.4

収載図書日常の呪縛
出版社リブリオ出版
刊行年月2001.4
シリーズ名怪奇・ホラーワールド 大きな活字で読みやすい本

収載図書あしたの貌
出版社徳間書店
刊行年月2002.9
シリーズ名徳間文庫

ウィキペディア

陰膳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/07/16 01:00 UTC 版)

陰膳（かげぜん）とは、旅行や出征その他に出た不在者のために、その者が旅行中に飢えたり、危害を加えられ安全を脅かされたりしないように祈り願って、留守番がその者のために留守宅で供える膳である。安全祈願の呪術のひとつ。「蔭膳」とも記す。

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「陰膳」の例文・使い方・用例・文例

• 母親は毎日陰膳を据えて息子が無事帰国することを祈った.
• 陰膳を据える