陣刀
陣刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 15:21 UTC 版)
「陣刀(じんとう・じんかたな)」は第1義には「戦場で用いられる刀」を指す言葉だが、打刀の登場後には、儀礼用の刀装とした打刀様式のものを陣太刀と同様に用いる例があり、これらも「陣刀」と呼称されていることがある。 後者の意で「陣刀」と呼ばれているもので現存する著名なものとして、広島県厳島神社に毛利輝元が寄進した異形の大小拵があり、大小共に通常の打刀拵とは逆に太刀拵と同じく鞘と柄が上に反る形式で、鞘尻を大きく張らせた(鞘の先に行くに従って幅広とした)大振りの鞘に大きく反った柄を持つ独特の様式で、鞘は金箔を張った上に黒漆で龍を描き、更にその上から透き漆を掛けて白檀塗とした豪奢なものである。
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