開基勝宝

デジタル大辞泉

かいき‐しょうほう【開基勝宝】

読み方：かいきしょうほう

天平宝字4年（760）鋳造された日本最初の金貨。交換率は、同時に発行された銀貨（太平元宝）の10、銅貨（万年通宝）の100に相当する。

歴史民俗用語辞典

開基勝宝

読み方：カイキショウホウ（ｋａｉｋｉｓｈｏｕｈｏｕ）

日本で初めてつくられた金銭。

国指定文化財等データベース

開基勝宝

主名称：	開基勝宝
指定番号：	380
枝番：	00
指定年月日：	1980.06.28(昭和55.06.28)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	考古資料
ト書：	奈良県奈良市西大寺町（旧畠山）出土
員数：	31枚
時代区分：	奈良
年代：
検索年代：
解説文：	昭和十二年、宅地造成中に発見された。金銭のほか金塊、金板、銀鋺などがある。開基勝寶は『続日本紀』の記載から天平宝字四年（七六〇）、銅銭の萬年通寶、銀銭の太平元寶と同時に発行されたことが知られる。わが国最古唯一の金銭であり、ほかに類例がなく貨幣経済史上特筆に価する貴重な資料である。

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考古資料：

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開基勝宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/11 02:38 UTC 版)

開基勝宝（開基勝寳、かいきしょうほう）は、奈良時代の760年（天平宝字4年）に制定・発行された日本最初の金銭。円形方孔で、銭銘は吉備真備の筆と伝わる。32点が現存する。