長六橋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 長六橋の意味・解説 

長六橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/28 18:03 UTC 版)

長六橋(ちょうろくばし)とは、熊本県中央の白川に架かる、国道3号の橋の一つである。最初に作られたのは1601年(慶長6年)で、加藤清正熊本藩中部を流れる白川に唯一架けた橋で、この名がある[注 1]。当時は城下町南方面の防備の必要から、白川に架かる橋はこの橋しかなかった。その後、流失も多く、架け替えがあったが[注 2]、昭和2年に川尻電車の路面電車併用の鉄橋が完成した。この時は当時最新型のトラス・タイド・アーチ橋 (Truss tied arch bridge) であった。その後、平成2年にPC桁橋に建替えられた。


注釈

  1. ^ 戸塚らは長六という人が作ったという説もあるという[10]
  2. ^ 流失回数は8回という説もある[10]

出典

  1. ^ a b 小林一郎「長六橋の保存問題について (PDF) 」 『土木学会年次学術講演会講演概要集第46回第1部門』、社団法人土木学会、東京、1991年3月、 746-747頁、 全国書誌番号:000536562019年12月29日閲覧。
  2. ^ a b c 建設省九州地方建設局「工事紹介・報告 - 一般国道3号 長六橋 (PDF) 」 『九州橋梁・構造工学研究会会報』第7号、九州橋梁・構造工学研究会、福岡、1990年6月15日、 46頁、 全国書誌番号:001195522019年12月29日閲覧。
  3. ^ 山本清孝・小林一郎「長六橋の歴史的評価について (PDF) 」 『土木学会西部支部研究発表会講演概要集』、社団法人土木学会西部支部、福岡、1992年3月、 74-75頁、 全国書誌番号:000677392019年12月29日閲覧。
  4. ^ 瀬長忍・五十畑弘「歴史的橋梁のデザインに関する調査 (PDF) 」 『日本大学生産工学部学術講演会講演概要』第39号、日本大学生産工学部生産工学研究所、千葉、2006年12月2日、 ISSN 218656472019年12月29日閲覧。
  5. ^ a b c 岩屋信一郎・新開敏彦「橋めぐりにしひがし…建設省編 - 九州地方建設局の巻 (PDF) 」 『虹橋』第46号、社団法人日本橋梁建設協会、東京、1992年1月、 14-30頁、 ISSN 09123938全国書誌番号:000504582019年12月29日閲覧。
  6. ^ a b c 福井次郎「橋梁設計技術者・増田淳の足跡」『土木史研究論文集』第23巻、社団法人土木学会、東京、2004年6月15日、 165-175頁、 doi:10.11532/journalhs2004.23.165ISSN 13495712NAID 130003710096全国書誌番号:01006374
  7. ^ a b c 戸塚誠司「熊本県下における近代橋梁の発展史に関する研究」、熊本大学、熊本、1999年3月25日、 doi:10.11501/31621902019年12月29日閲覧。
  8. ^ 内務省土木試驗所『本邦道路橋輯覧增補』内務省土木試驗所、東京、1928年3月17日、64頁。doi:10.11501/1178423全国書誌番号:47020726
  9. ^ a b c 戸塚誠司・小林一郎「近代土木遺産の評価の視点と保存方法について -旧長六橋(熊本市)を事例にして- (PDF) 」 『土木学会年次学術講演会講演概要集第52回共通セッション』、社団法人土木学会、東京、1997年9月、 210-211頁、 全国書誌番号:000536562019年12月29日閲覧。
  10. ^ a b 戸塚[1997:26]
  11. ^ 中村[2005:114-115]
  12. ^ 中村[2005:114-115]
  13. ^ 橋梁台帳 2014年3月14日改定版 国土交通省行政文書より


「長六橋」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「長六橋」の関連用語

長六橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



長六橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの長六橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS