鎖国令とは?

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さ こくれい [3] 【鎖国令】

江戸幕府鎖国を行うために出し法令。特に,1633年日本人海外貿易禁止以後39年ポルトガル来航禁止に至る五次にわたる法令をさす。

鎖国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/15 23:43 UTC 版)

(鎖国令 から転送)

鎖国(さこく)とは、江戸幕府外交に関する権利を独占し、日本人の出入国及び貿易を管理・統制・制限した対外政策である。ならびに、そこから生まれた孤立状態を指す。実際には孤立しているわけではなく、朝鮮王朝及び琉球王国とは「通信」の関係にあり、中国(明朝清朝[脚注 1]及びオランダ[脚注 2]オランダ東インド会社[脚注 3])との間に通商関係があった。鎖国というとオランダとの貿易が取り上げられるが、実際には幕府が認めていたオランダとの貿易額は中国の半分であった。一般的には1639年寛永16年)の南蛮(ポルトガル)船入港禁止から、1854年嘉永7年)の日米和親条約締結までの期間を「鎖国」と呼ぶ。但し、「鎖国」という用語が広く使われるようになったのは明治以降のことであり、近年では制度としての「鎖国」はなかったとする見方が主流である[参考 1]




  1. ^ 荒野泰典著『近世日本と東アジア』、東京大学出版会、1988年、など。
  2. ^ 志筑忠雄訳『鎖国論』(写本)、享和元年(1801年)
  3. ^ 検夫爾著、志筑忠雄訳、黒沢翁満編『異人恐怖伝』嘉永3年(1850年)刊、3冊(鎖国論を含む印刷された最初の本)。
  4. ^ Heutiges Japan. Hrsg. von Wolfgang Michel und Barend J. Terwiel, 1/1, 1/2, München: Iudicium Verlag, 2001. (Textband und Kommentarband) (『今日の日本』[いわゆる『日本誌』]の原典批判版)ISBN 3-89129-931-1
  5. ^ 大島明秀著『「鎖国」という言説 - ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史』ミネルヴァ書房、2009年
  6. ^ 荒野泰典著『海禁と鎖国』(荒野泰典、石井正敏、村井章介編『外交と戦争』、東京大学出版会、1992年所収)、P212-213
  7. ^ 大島明秀著『「鎖国」という言説 - ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史』ミネルヴァ書房、2009年
  8. ^ 泰典 【Profile】
  9. ^ 東京大学資料編纂所 日本関係海外史料 オランダ商館長日記 訳文編之四(下)
  10. ^ 浅田毅衛著『鎖国政策化の日本貿易』、『明大商学論叢』(第82巻第1号、2000年)、P28-p46
  11. ^ McDougall, Walter (1993). "Let the Sea Make a Noise: Four Hundred Years of Cataclysm, Conquest, War and Folly in the North Pacific." New York: Avon Books. ISBN 978-0380724673
  12. ^ ラ・ペルーズ著『ラペルーズ 太平洋周航記 上・下』 佐藤淳二訳、岩波書店、2006年、ISBN 978-4000088589、978-4000088596
  13. ^ Black Ships Off Japan The Story Of Commodore Perry's Expedition (1946), by Arthur Walworth
  14. ^ ゴロヴニン著、井上満訳『日本幽囚記』、岩波文庫全3巻、ISBN 978-4003342114、978-4003342121、978-4003342138
  15. ^ 大島幹雄著『魯西亜から来た日本人―漂流民善六物語』、 廣済堂出版 ISBN 4331505561
  16. ^ K. Jack Bauer, A Maritime History of the United States: The Role of America's Seas and Waterways, University of South Carolina Press, 1988., p. 57
  17. ^ Asia Society of Japan, Long lecture.
  18. ^ 松方冬子著『オランダ国王ウィレム二世の親書再考 : 一八四四年における「開国勧告」の真意』、『史学雑誌』(114巻9号、2005年09月20日)、p1497-1528
  19. ^ 平尾信子著『黒船前夜の出会い---捕鯨船長クーパーの来航』日本放送出版協会<NHKブックス706>、1994年。ISBN 978-4140017067
  20. ^ Polak著『絹と光: 知られざる日仏交流100年の歴史 (江戶時代-1950年代)』、婦人画報社、 2002. 10-ISBN 4-573-06210-6; 13-ISBN 978-4-573-06210-8; OCLC 50875162、 p.19
  21. ^ ウィリアム・ルイス、村上直次郎 編\富田虎男 訳訂『マクドナルド「日本回想記」インディアンの見た幕末の日本』(刀水書房、1981年) ISBN 4-88708-005-0
  22. ^ 宮本義己「徳川家康公の再評価」(『大日光』64号、1992年)
  23. ^ 日本関係海外史料 オランダ商館長日記 訳文編之三(上)
  24. ^ 太田勝也著『鎖国時代長崎貿易史の研究』思文閣出版 (1992年)。ISBN 978-4784207060
  25. ^ 松方冬子著『オランダ風説書 「鎖国」日本に語られた「世界」』 中公新書、2010年
  26. ^ 藤田覚著『鎖国祖法観の成立過程』(渡辺信夫編『近世日本の民衆文化と政治』、河出書房新社、1992年)。ISBN 978-4-309-22217-2
  27. ^ 荒野泰典著『海禁と鎖国』(荒野泰典、石井正敏、村井章介編『外交と戦争』、東京大学出版会、1992年所収)
  28. ^ 大島明秀著『「鎖国祖法」という呼称』、『文彩』第6号、2010年
  29. ^ Ronald P. Toby: State and diplpmacy in early modern Japan: Asia in the development of the Tokugawa Bakufu. Princeton University Press, 1984. 論文著者のロナルド・トビは最近、『「鎖国」という外交』 (全集 日本の歴史 9)小学館 (2008年) ISBN 978-4096221099、を著している。
  30. ^ 大島明秀著『近世後期日本における志筑忠雄訳『鎖国論』の受容』、 洋学史学会14, 1-32, 2006-03-00
  31. ^ 大島明秀著『「開国」概念の検討―言説論の視座から―』、『國文研究』第55号、2010年
  32. ^ 松方冬子著『オランダ風説書と近世日本』、東京大学出版会、2007年。ISBN 978-4130262156
  33. ^ 村井淳志著『この歴史用語--誕生秘話と生育史の謎を解く 「鎖国」研究主流は「鎖国」という言葉を抹殺しつつあるが、本当にそれでよいのか?--「鎖国」研究史を追跡して思うこと』、社会科教育 46(9), 116-121, 2009-09


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