三省堂 大辞林 |
「銀笛」の用例一覧
牧野信一 緑の軍港 (青空文庫)
にわたしがその吹奏の歌を聞きはじめたのは、未だあたりは冬の霧が深く、海の上から放たれる探照燈の翼が崖の側面にあたると、凍てついた氷山に對する稻妻のやうに見えた頃であつた。 ピツコロと云つても專門的なものではなくて、それは何うも昔わたし達が幼い折に弄んだ銀笛...
www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/1893_7615.html
宮沢賢治 双子の星 (青空文庫)
はチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる小さな 水精 ( すいしょう ) のお宮です。 このすきとおる二つのお宮は、まっすぐに向い合っています。夜は二人とも、きっとお宮に帰って、きちんと 座 ( すわ ) り、空の星めぐりの歌に合せて、一晩 銀笛...
www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/459_15404.html
太宰治 逆行 (青空文庫)
注意してやつた。 懷から一本の銀笛が出た。銀笛は軒燈の燈にきらきら反射した。銀笛はふたりの亭主を失つた中年の女給に手渡された。 百姓のこのよさが、私を夢中にさせたのだ。それは小説のうへでなく、眞實、私は...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/259_34637.html