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きんぎょ 1 【金魚】

フナからつくられた、最もなじみ深い観賞淡水魚品種改良重ねられて、頭部目・尾などに特徴のある変種が多い。体色は赤のほか黒・紅白など。代表的なものに、和金(わきん)琉金(りゆうきん)出目金(でめきん)蘭鋳(らんちゆう)などがある。一六世紀初め中国から渡来したという。[季]夏。《もらひ来る茶碗の中の―かな/鳴

» (成句)金魚の糞


動物名辞典

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季語・季題辞典

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金魚

読み方:キンギョkingyo

フナ突然変異または人工的かけ合わせによってできた

季節

分類 動物



JMnedict

EDRDGEDRDG

金魚

読み方
金魚きんぎょ


ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

キンギョ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/24 09:00 UTC 版)

(金魚 から転送)

キンギョ
キンギョ
保全状況評価
観賞魚
Domesticated
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : コイ亜科 Cyprininae
: フナ属 Carassius
: キンギョ
Carassius auratus
学名
Carassius auratus auratus
(Linnaeus, 1758)
和名
キンギョ
英名
Goldfish

キンギョ金魚、学名: Carassius auratus auratus)は、フナ突然変異であるヒブナを観賞用に飼育、交配を重ねていった結果生まれた観賞魚

目次

概要

フナの変異種である金魚は、飼育が容易であるため、観賞魚として世界中で親しまれている。

原産地は中国。中国の(チイ)の突然変異種である緋鮒ヒブナ)を改良したものである。近年、DNA分析の結果ギベリオブナが直接の先祖にあたる事が判明した[1]。淡水性の魚類で主に藻や水草を食べる。卵生で水中の植物に産卵する。通常30cm程度まで成長する(記録は59cm、体重3kg)[要出典]。寿命は10年~15年(記録は43年)。学名のauratusラテン語で「金色の」という意味。

はじめに学名をつけたスウェーデンの生物学者カール・フォン・リンネは、キンギョをフナではなくコイの仲間とみなし、Cyprinus auratusと命名している。 [2]

産地は日本の各地にあるが、愛知県弥富市奈良県大和郡山市江戸川下流域がキンギョの三大養殖地として知られており、他にも山形県熊本県玉名郡長洲町などが有名である。また近年では江戸川下流域から埼玉県北部及び茨城県南部へ生産拠点を移す業者が増えている。各地に美しい魚体の保存・鑑賞を目的とした、愛好会・保存会が多数存在する。

身体の特徴

大きく分けて横向きから観賞することを前提に改良されたものと、上向きから観賞するために作られたものがある。一般的に上向きから観賞するものは高価なものになる傾向がある。

体色

体 色は白、オレンジ(金色)、赤、黒、茶などさまざまであるが、孵化してからしばらくの間はフナと同じく黒色をしており、ここから徐々に赤い色などに変化し ていく(これを褪色現象という)。色は成長とともに変化することもあり、クロデメキンなど黒い色をしたキンギョでは数年経過してから褪色が始まり、金色に なってしまうこともある。キンギョの体色には、以下のような呼び名がついていることがある。

猩々
赤のみ
素赤
体は赤く、各ヒレの先端が白い。
更紗
赤と白による模様。そのうち赤の比率の多いものを赤更紗、白の比率の多いものを白更紗と呼ぶこともある。
キャリコ
赤、黒、白などによる複雑なまだら模様。
丹頂
頭頂部のみ赤で、他は全て白のもの。
背赤
背中のみが赤で、他は全て白のもの。
両奴
頭部が白く、両方のエラ蓋が赤いもの
六鱗
口、エラぶた、ヒレのみが赤で、他は全て白のもの。

尾の形

キンギョの特徴の一つは、その独特な尾の形である。フナ尾、吹き流し尾、三つ尾、四つ尾、そり尾、さくら尾、クジャク尾などといった種類がある。特に、三つ尾、四つ尾など、尾ひれの背面側が癒合して腹面に向けて左右に分かれた形は、他の観賞魚の変異にも似たものが見あたらない。

代表的な品種

キンギョの病気

養殖方法

中華人民共和国で養殖されるキンギョ

キンギョの増やし方は比較的容易である。また、親の捕食を防ぐため水槽は別途用意する必要がある。

産卵

産卵期が春先であるため、雄は3歳前後、雌は4歳前後を水温19度前後の水槽に入れる。 水槽にはシュロな どの魚のための産卵床(さんらんしょう)となりそうな物を入れる。亀の子たわしでも代用できる。大量に産卵させたい場合は、シュロの皮を 針金を用いて直径8cm長さ30cm程度のブラシ状にすると良い。尚、シュロの皮が手に入りにくい場合は、ヤシの実の内皮(たわしの材料)でも良い。ま た、ホテイアオイの 根も使える。卵は1mm前後である。産卵後は産卵された物を素早く別の水槽(水温は同じ)に移す。この時、酸欠による卵の死を防ぐためにエアレーションを 微量だけ行い水槽の水が対流するようにするとよい。大量のエアレーションを行うと、気泡による物理的ダメージで稚魚の奇形の発生率を高めてしまう可能性が ある。

なお、卵が生存しているか否かは、卵の色で判別できる。生存している物は無色透明だが、死した卵は真っ白になる。

歴史

中国

金魚は長江下流域の浙江省近辺が発祥の地とされている。魚類の飼育としては最も歴史があり、中国では南北朝時代には既に飼育されていたが、当時はまだ一般的ではなかった。養殖が盛んに行われるようになったのは代に入ってからであり、代には品種も増えた。中国の金魚は長らく皇帝皇族貴族士大夫らによって飼育・愛玩されてきたものであった。このため景徳鎮陶磁器などとともに文化大革命においては「旧文化」として非難・攻撃・破壊の対象となり、生産・流通・飼育とも壊滅状態に陥った。生産者や関係者、更にその家族まで帝国主義者 として吊るし上げられ、浙江省の養魚場も破壊された。金魚も大量に殺され、中でも貴重な系統の親魚が多く失われたことから金魚生産は回復不能なほどの大打撃を受け、その歴史は断絶。生産手段や技術もほとんど失われたため、金魚生産で生計を立てていた人々が多かった地域では文革終結後も経済的に非常に苦しい 状態が続いた。1978年昭和53年)8月日中平和友好条約が調印され民間の日中交流が拡大すると、日本の金魚生産者が浙江省などに出向いて親魚の提供や技術移転を行い復興に協力し、間もなく日本のような大量生産も始まった。庶民に流通するようになったのは改革開放政策実施後のことである。現在は中国伝統の特産物の一つとされるのみならず日本や欧米への輸出品として、生産者は政府の支援を受けるに至っている。 中国において「金魚(きんぎょ)」の発音は、「金余(きんよ)」と現地の言葉の発音が非常に似ているため、縁起のいいものとされ、現在でも広く愛玩される背景の一つとなっている。おるほど儲かるようにという願いをこめて店の軒先に金魚、またはその置物を置くところもわずかではあるが存在する。

日本

日本では鎌倉時代にはその存在が知られていたが、金魚そのものは室町時代中国から伝来した。ただ当時はまだ飼育方法や養殖技術等が伝わっておらず、定着するには至らなかった。

江戸時代に大々的に養殖が始まったが、江戸前期はまだまだ贅沢品であり、江戸前期の豪商である淀屋辰五郎は、天井にとりつけた舶来物のガラス製の大きな水槽の中に金魚を泳がせ、下から眺めることにより暑気払いをしたと伝えられている。江戸中期にはメダカとともに庶民の愛玩物として広まり、金魚売りや金魚すくいなどの販売形態も成立した。

江戸期において金魚の愛好が広まったのは、延享5年(1748年)に出版された金魚の飼育書である安達喜之『金魚養玩草(きんぎょそだてぐさ)』が飼育熱を生んだといわれている。ただ当時は今のような飼育設備もなかったために、屋敷に池を持っているような武士・豪農・豪商でもなければ金魚を長く生かし続けることは不可能で、庶民は金魚玉と呼ばれるガラス製の球体の入れ物に金魚を入れ軒下に吊るして愉しんだり、たらいや陶器・火鉢などに水を張って飼育したようである。

化政文化期には現在の三大養殖地で大量生産・流通体制が確立し、金魚の価格も下がったことから本格的な金魚飼育が庶民に普及する。品評会が催されるようになったほか、水槽水草が販売され始めるなど飼育用具の充実も見られた。このころにんは歌川国芳戯画「金魚づくし」(天保年間)をはじめ、当時の浮世絵や日本画の画題としても広く取り上げられている。幕末には金魚飼育ブームが起こり、開国後日本にやってきた外国人の手記には、庶民の長屋の軒先に置かれた水槽で金魚が飼育されているといった話や金魚の絵などが多く見られる(エメェ・アンベール『絵で見る幕末日本』(講談社学術文庫)ほか)。

明治維新後、ヨーロッパの「愛玩動物(ペット)」の概念が持ち込まれ、とともに家庭において愛玩用に飼育される典型的な動物の一つとなった。学校の池などでの飼育も始まり、また明治時代から大正時代にかけて庶民の生活が次第に豊かになると、キンギョの需要も多様化し、中国からの移入や新品種の作出なども盛んになった。 戦時中は「金魚を飼っている家には爆弾が落ちない」という流言が東京中に拡がり、人々は争って金魚を求めた。しかし戦争中であり、生きた金魚の入手は不可能に近く、陶器で作られた金魚のおもちゃが飛ぶように売れたと云う。(徳川夢声・夢声の戦争日記より) 一般に流通する品種も増え、第二次世界大戦後理科の教材として取り上げられ更に普及した。現在も縁日や夜店の金魚すくいなどを通じて日本人には馴染み深い。

アジア

中国の他台湾香港マカオ韓国ベトナムなどのアジア各国・地域では日本と同様に金魚の生産・飼育の歴史がある。アジア各国における金魚の飼育は台湾香港マカオでは日本・中国同様に一般的である。特に香港では住宅事情などから日本などに比べの飼育に困難が伴うため、ペットとしての観賞魚飼育が古くから盛んである。金魚の生産量・輸出量も多く、郊外の農村部には養魚場も点在する。また日本や東南アジアから多様な品種が輸入され流通しており、人口規模に比して観賞魚市場は大きいと言われる。香港の繁華街旺角の 通菜街と称する通りに「水族店」と呼ばれるアクアショップが100軒以上集まっている一角があり、「金魚街」と呼ばれている。香港の「水族店」では現在も 主力商品として金魚が多く流通しており、金魚があらかじめビニール袋に梱包され店先に大量にぶら下げられている光景を見ることが出来る。一方もともと小動 物を愛玩する習慣があまりない韓国では、インテリアとして熱帯魚水槽を設置することは行われているものの、観賞魚飼育自体は人気がなく、金魚の流通も小規模である。タイインドネシアなど東南アジア諸国では経済成長とともに観賞魚飼育も広まりつつあり、香港と同様の売り方をするアクアショップもある。また東南アジアでは主に日本向けの輸出品として熱帯魚とともに金魚が生産されており、熱帯地域特有の気候を生かし日本や中国では見られない新品種の作出も行われている。特異な体制下にある北朝鮮においても、平壌の特権階級家庭の間で金魚の飼育が行われているという(姜哲煥『平壌の水槽―北朝鮮地獄の強制収容所』ポプラ社)。

欧米

金魚は18世紀に中国からヨーロッパにわたり、ペットとして飼育されるようになった。またアメリカには幕末の日本から移入された。熱帯魚には金魚のような赤白がはっきりした色を持つものが少なく、最近は goldfish という名でペットとして、また投資の対象として人気が出ている(同様の理由で錦鯉も人気がある)。また金魚・錦鯉は屋外飼育が可能なためガーデニンググッズとしても注目されている。ヨーロッパやアメリカで作り出された品種も数種存在する。なお、kingyo と表記するべきだ、との声もある。

宇宙へ

1994年平成6年)7月8日には、宇宙酔いなどの研究のため、弥富町(当時)産の6匹のキンギョが向井千秋宇宙飛行士らとともにスペースシャトルコロンビア」号に搭乗した。


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  1. ^ 金魚の祖先は… DNAから解明 東海大などが発表へ(2008.8.18) (PDF)
  2. ^ Dictionnaire des sciences naturelles: dans lequel on traite méthodiquement 著者: Frédéric Cuvier


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