金融再生プログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/02 06:08 UTC 版)
金融再生プログラム(きんゆうさいせいプログラム)とは、2002年10月、小泉政権において当時の竹中平蔵内閣府特命担当大臣(金融担当)が作成した日本の金融機関(特に銀行)の再生を目指した政策案のことである。通称「竹中プラン」。改革加速のための総合対応策(総合デフレーション対策)の柱である[1]。
- ^ a b 重田正美「不良債権処理対策の経緯 ―「金融再生プログラム」を中心として」『調査と情報』第465巻、国立国会図書館、2005年2月14日、9頁、NAID 40006621000。
- ^ a b c d e f g 竹中平蔵 2006, p. 75.
- ^ a b c d 竹中平蔵 2006, p. 33.
- ^ 竹中平蔵 2006, p. 42.
- ^ 竹中平蔵 2006, p. 113.
- ^ 竹中平蔵 2006, p. 129.
- ^ 清水 直樹『政策科学』第13巻第2号、2006年2月、31-40頁、NAID 110006386270。
- ^ Ricardo J. Caballero; Takeo Hoshi; Anil K. Kashyap (2008). “Zombie Lending and Depressed Restructuring in Japan”. American Economic Review, American Economic Association 98 (5): 1943-77 .
- ^ 中村純一、福田慎一「いわゆる「ゾンビ企業」はいかにして健全化したのか」『経済経営研究』第28巻第1号、日本政策投資銀行設備投資研究所、2008年3月、1-36頁、NAID 40016026053。
- ^ a b c d e f g 「JAPAN 経営危機 追い詰められたゾンビ企業--竹中改革で崖っぷちに立たされた7社の現状」『ニューズウィーク』第17巻第40号、ティビ-エス・ブリタニカ、2002年10月23日、20-22頁、NAID 40005521078。
- ^ Ruback, Richard S.. ダイエーの再建 (Report). Harvard Business School .
- ^ a b 第7回:債権放棄企業実態調査 (Report). 帝国データバンク. (2002年10月15日) .
- ^ 令和2年3月期における金融再生法開示債権の状況等(ポイント) (Report). 金融庁. (2020-09-07) .
- ^ 中野瑞彦「小泉政権の経済改革に見る不良債権処理の特徴と問題点」『桃山学院大学総合研究所紀要』第30巻第3号、2005年、NAID 110001131283。
- 1 金融再生プログラムとは
- 2 金融再生プログラムの概要
- 3 成果
金融再生プログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 15:08 UTC 版)
詳細は「金融再生プログラム」を参照 金融再生プログラムは通称「竹中プラン」と呼ばれ、不良債権処理を推進すると就任時に演説した小泉総理の命を受け、経済財政政策担当大臣に着任、その後の内閣改造では金融担当大臣を兼務した。竹中の手により不良債権処理プログラムが作成され、銀行の資産査定についてDCF法を採用し厳格化すること、繰延税金資産の計上を適正化すること、自己資本比率の劣る銀行は公的資金を注入することなどの方針が定められた。 資産査定を厳格化した結果、りそな銀行の自己資本比率は基準を下回り、足利銀行は債務超過であることが判明した。これらの銀行は預金保険機構により公的資金注入を受け、また粉飾会計を行っていた経営陣は後に刑事告発され有罪判決を受けた。
※この「金融再生プログラム」の解説は、「竹中平蔵」の解説の一部です。
「金融再生プログラム」を含む「竹中平蔵」の記事については、「竹中平蔵」の概要を参照ください。
- 金融再生プログラムのページへのリンク