金瓶梅とは?

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

初めての方へ

参加元一覧


用語解説|製品情報|ニュース|動画|文献|商品|全文検索|用例

三省堂 大辞林

三省堂三省堂

きんぺいばい 【金瓶梅】

中国明代長編口語小説四大奇書の一。作者不詳一六世紀末成立したと推定される。人間愛欲欲望視点を据えて、豪商西門慶の家庭淫乱ぶりを描写し、それを通じて当時社会退廃した状況如実に描き出している。


映画情報

MovieWalkerMovieWalker

金瓶梅

原題:The Golden Lotus
製作国:香港
製作年:1975
配給:日本ヘラルド映画
スタッフ
監督:Li Han Xiang リー・ハン・シャン
製作:Runme Shaw ランメ・ショウ
脚本:Li Han Xiang リー・ハン・シャン
撮影:Lin Chao リン・チャオ
音楽:Chen Yung yu チェン・ユン・ユー
字幕監修:岡枝慎二 オカエダシンジ
キャスト(役名
Yang Chun 楊頌 (Hsi Men Ching)
Hu Chin フー・チン (Pan Chin Iien)
Tanny タニー (Li Ping-erh)
Tien Ching チェン・チン (Hua Tzu Hsi
Chiang Nan 江南 (Wu Ta-lang)
Wang Lai ワン・ライ (Wang Po
解説
作者不明だがエロス文学古典いわれる「金瓶梅」の映画化。製作はランメ・ショウ監督脚本リー・ハン・シャン撮影リン・チャオ音楽チェン・ユン・ユー各々担当出演ヤン・チュンフー・チンタニーチェン・チンチャン・ナンワン・ライなど。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
明の時代。ある地方豪族西門慶(ヤン・チュン)は野心燃える男だ。彼は金満家として君臨していたが、実はこれまで貯えた富も、他人財産を強引に奪いとったり身辺ならず者たちを使って強盗したりして手に入れたものだった。力の強い者が勝つ、それが西門慶の人生哲学である。彼は己れの哲学酔い、己れのバラ色の未来疑いはしない。今日も街をブラブラ歩き、あいまい宿へ行った。そこにはいつものやり手婆が人妻潘金蓮チェン・チン)を呼んで西門慶の来訪今や遅しと待っているはずだった。潘金蓮は訳あって小人の武太郎チャン・ナン)の妻となっていたのだが、熟れた肉体もてあます欲求不満の女だった。彼女はいとも簡単西門慶の金力トリコになり、陰気な小太郎との生活に戻る気はなかった。そして西門慶のそそのかしもあって武太郎毒殺してしまうのである。こうして彼女は西門慶の四番目の妾となり、昼夜につぐハレム狂宴に溺れていく。しかし、何事にも飽きっぽい西門慶は潘金蓮にそろそろうっとうしさを感じ始めた。彼の次のえじきは隣家花子虚(チェン・チン)の妻季瓶児(タニー)である。目鼻立ちのはっきりした美人でかなりの浮気者精力的西門慶に前からかなりの興味をもっていたフシがある。西家で催されたパーティで、花子虚がしたたか酔っ払ってしまうと、彼は季瓶児をものかげで抱く。やがて彼は花子虚が金持ちなのに眼をつけ、財産横領することを企てた。彼は身内人間総動員して花子虚に無実の罪をきせて牢獄にぶち込んだ上、“合法的”に財産横領することに成功したのである。しかし、あたりまえの性行為では満足しなくなった西門慶は麻薬をつかったりする異常な行為にふけったためか次第に眠れない夜が続くようになった。酒、女、娼麻薬ありとあらゆる快楽の源が彼の心身をむしばみ始めたのだった西門慶は薄れゆく意識の中で、地獄をみていた。

金瓶梅

原題:
製作国:日本
製作年:1968
配給:松竹
スタッフ
監督:若松孝二 ワカマツコウジ
製作:小笠原清 オガサワラキヨシ
脚本:大和屋竺 ヤマトヤアツシ
撮影:伊東英男 イトウヒデオ
音楽:八木正生 
美術:平高主計 
編集:辻正 ツジタダシ
録音:杉崎喬 スギサキタカシ
スクリプター:上田学而 
スチール:中山健司 ナカヤマケンジ
照明:磯貝一 イソガイハジメ
キャスト(役名
真山知子 マヤマトモコ (潘金蓮
高島史旭  (武松
伊丹十三 イタミジュウゾウ (西門慶)
浅利ルリ子  (瓶児)
紅理子  (春
若松和子 ワカマツカズコ (呉月嬢)
小矢野道子  (嬌児)
比嘉照子 ヒヨシテルコ (孟玉楼
宝みつ子 タカラミツコ (孫
立川雄三 タチカワユウゾウ (小李広花栄
麿赤児 マロアカジ (花和魯智深
巽治郎 タツミジロウ (黒旋飛李逵
河崎宏 カワサキヒロシ (青面楊志
大久保鷹 オオクボタカ (九紋竜史進
桜井啓子 サクライケイコ (母夜叉孫二嬢)
津崎公平 ツザキコウヘイ (応伯爵
武智豊子 タケチトヨコ (王婆)
山谷初男 ヤマヤハツオ (武大)
吉澤健 ヨシザワケン (鄲哥)
福山象三 フクヤマショウゾウ (知県
解説
中国古典『金瓶梅』を素材にしたもので、上田学而の原訳(人物往来社版)を、大和屋竺脚色し、「壁の中の秘事」の若松孝二監督した。撮影伊東英男
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
中国は宋の時代武松人喰い虎を退治して一躍名をあげ、警備隊長になった。兄の武大と会って仕官を祝った時、武松兄嫁潘金蓮美しさに見とれてしまった。金美しさにひかれたのは、富豪西門慶も同様であった。西門慶は金を手に入れるため、金に武大を毒殺させてしまったのだったそのころ武松梁山泊滸党と戦っていたが、兄の死を知り愕然となった。役人西門慶の犯罪訴えても、証拠がないと一蹴されてしまった。怒った武松西門慶の家に乗り込んだが、その時西門慶と結託した小役人投げ殺し、牢送りになった。そんな武松を、西門慶はせせら笑って見送るのだった西門慶は根っから遊び人で、女中芸者もとより、町の女房後家にまで手を出す男だった。そんな有様だったから、富豪の第五夫人におさまった金空閨もてあまし美少年引き入れ情事に耽っていた。ある日、西門慶は金の力で官職を買いとり、隣人女房瓶児に目をつけると、夫を殺して手に入れてしまった。そのあいまに、西門慶は侍女の春とも関係を持ち情痴限りをつくしていたのだ。一方獄中武松西門慶の放った刺客に襲われたが、滸党に助け出され、自らその一員に加った。官吏腐敗ぶりにあきあきしていたからでもあった。武松脱獄知らせを聞いた西門慶は、彼の復讐恐れ、ますます、酒と女におぼれていった。やがて、武松滸党を引きつれ、町に攻め込んできた。激しい攻防の末、武松は兄の仇西門慶を刺殺した。その時現われた金は、武松こそ永遠の恋人と抱きつくのだった。しかし武松は、金恍惚とする間もなく、その白い胸を刀で刺し貫いたのだったその後戦乱ばつづき、宋は滅びたが、神出鬼没滸党の中には、いつでも豪傑武松の姿が見られたという。


歌舞伎・浄瑠璃外題辞典

日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社

金瓶梅

読み方:キンペイバイ(kinpeibai)

初演 万延1.1(江戸・中村座)



古典文学作品名辞典

日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社

金瓶梅

読み方:キンペイバイ(kinpeibai)

分野 漢籍小説

年代 中国・明

作者 笑笑生



ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

金瓶梅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/06 04:40 UTC 版)

金瓶梅

金瓶梅』(きんぺいばい)は、明代長編小説で、四大奇書の一つ。著者は笑笑生(生没年など不詳)。研究によると、万暦年間(1573年1620年)に成立したといわれている。

『金瓶梅』は『水滸伝』から派生したスピンオフ作品である。水滸伝の武松のエピソードを入り口とし、そこに登場する武松の兄嫁の潘金蓮が、姦通した後殺されずに姦夫の西門慶と暮らし始めるという設定となっている。ストーリーが水滸伝から分岐した後は、富豪の西門慶に、金蓮も含めて6人の夫人やその他の女性がからみ、邸宅内の生活や欲望が展開してゆく。水滸伝同様に北宋末を舞台とするが、綿密かつ巧みに描写されている富裕な商人の風俗や生活には、代後期の爛熟した社会風俗が反映している。

タイトルの「金瓶梅」は主人公である西門慶と関係をもった潘金蓮、李瓶児、龐春梅の名前から一文字ずつ取ったものだが、それぞれ金(かね)、酒、色事、を意味するとも言われる。




  1. ^ 原文では「炊餅」。これを「蒸し餅」と訳すのは岩波文庫の『金瓶梅』(小野忍・千田九一訳)に倣った。
  2. ^ 西門慶の商売の様子が詳しく描かれていることから、作者自身も手広く商売をしていた経験があると考えることもできる(日下、pp.170-173)。
  3. ^ 西門慶が別の地で生まれ変わることが分かったすぐ後に、孝哥は西門慶の生まれ変わりであると書かれている。話が全く矛盾しているが、日下は、西門慶という人物は水滸伝の登場人物である西門慶としての側面と作者自身の投影である側面があり、それぞれの側面ごとに別の結末ができてしまったのであろうとしている(日下、pp.163-165)。
  4. ^ 呉月娘と孟玉楼(西門慶の第4夫人)が人生を幸せに終えたことを言っている。
  5. ^ 李瓶児と春梅のこと。
  6. ^ Wikisource-logo.svg 蘭陵笑笑生: 金瓶梅/第100回 - ウィキソース
  7. ^ 『「金瓶梅」中的上海方言研究』,褚半農,2005年,上海古籍出版社
  8. ^ 日下、pp.36-39
  9. ^ 例えば、『金瓶梅 第1巻』村上知行編訳、新版ちくま文庫、2000年、巻末解説を参照。
  10. ^ a b 井波律子『中国の五大小説.下 水滸伝・金瓶梅・紅楼夢』(岩波新書、2009年) p124-127
  11. ^ 井波律子『中国の五大小説.下 水滸伝・金瓶梅・紅楼夢』(岩波新書、2009年) p188-190
  12. ^ 小野によれば万暦45年以降(小野、千田、pp.284-285)。
  13. ^ 北京大学図書館が所蔵しているものは崇禎本と呼ばれる。
  14. ^ 日下の説(日下、pp.168-169)。
  15. ^ 当時の女性美の要素のひとつが足の小ささであった。金瓶梅にも西門慶の愛人の一人が藩金連より足が小さいことを自慢する場面がある(第二十二回)。


「金瓶梅」の続きの解説一覧




固有名詞の分類



金瓶梅に関係した商品



金瓶梅のページへのリンク

[PR] おすすめ情報

「金瓶梅」の関連用語
金瓶梅のお隣キーワード
モバイル
モバイル版のWeblioは、下記のURLからアクセスしてください。
http://m.weblio.jp/
» モバイルで「金瓶梅」を見る
_ _   


金瓶梅のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2012 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
MovieWalkerMovieWalker
(C)MovieWalker
キネマ旬報 (c)キネマ旬報社
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金瓶梅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2012 Weblio RSS