金春禅鳳とは? わかりやすく解説

こんぱる‐ぜんぽう【金春禅鳳】

読み方:こんぱるぜんぽう

[1454〜1520ころ]室町後期能役者能作者。名は八郎元安。禅法名禅竹の孫。金春座大夫として、観世座対抗作品に「一角仙人」「嵐山」、理論書に「毛端私珍抄」「反古裏之書」など。


金春禅鳳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 07:22 UTC 版)

金春 禅鳳(こんぱる ぜんぽう、享徳3年(1454年) - 天文元年(1532年)?)は、室町時代後期の猿楽師童名金春八郎俗名竹田元安で法名は桐林禅鳳。当時を代表する猿楽師であったとともに、能作者、能楽論の著者としても知られる。


  1. ^ 『大乗院寺社雑事記』
  2. ^ a b c d e f g 『岩波講座 能・狂言 III能の作者と作品』
  3. ^ 『実隆公記』
  4. ^ 『能口伝之聞書』
  5. ^ 表章・伊藤正義『金春古伝書集成』(わんや書店、1969年)
  6. ^ 『歌論集 能楽論集』(日本古典文学大系岩波書店、1961年)の西尾実による解説参照。
  7. ^ a b c d e 『岩波講座 能・狂言 II能楽の伝書と芸論』
  8. ^ 老人雑話』では岌蓮の弟であるが、『能楽源流考』ではそれを踏まえた上で、年代的にあるいは宗瑞の弟とする。
  1. ^ これまでは19歳年上とされることが多かった。詳しくは観世小次郎信光の項参照。
  2. ^ 『禅鳳雑談』では、「紅葉狩」、またやはり信光作の「張良」に対して否定的な見解を示している。
  3. ^ 「生田敦盛」「初雪」などは幼い孫の喜勝のために書かれた作品である。
  4. ^ 逆に茶道の側において、その雅趣のある書体を尊んで禅鳳筆の謡本を茶会の席に飾るということも行われた(天王寺屋宗達『自会記』)


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金春禅鳳

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金春流」の記事における「金春禅鳳」の解説

このように世阿弥没後猿楽にあって禅竹中心とする金春流はひろい人気集め大勢となった。この時期特に活躍した人物として禅竹の孫にあたる金春禅鳳(五十九世宗家)がいる。禅風流能の流行担った中心的な作者であり、「生田敦盛「初雪」などを書いた

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