野中柊とは? わかりやすく解説

野中柊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 03:48 UTC 版)

野中 柊(のなか ひいらぎ、1964年12月5日 - )は、日本小説家。新潟県出身[1]新発田市で育つ。立教大学法学部卒業後、渡米。ニューヨーク州在住中に作家デビュー。

経歴

  • 1991年、「ヨモギアイス」で第10回海燕新人文学賞を受賞しデビュー[2]
  • 1992年、「アンダーソン家のヨメ」で第5回三島由紀夫賞候補。同作で第107回芥川賞候補。「チョコレット・オーガズム」で第108回芥川賞候補。
  • 1996年、「ダリア」で第9回三島由紀夫賞候補。
  • 2003年、「ジャンピング・ベイビー」で第16回三島由紀夫賞候補[3]

作品リスト

小説

  • 『アンダーソン家のヨメ』1992年 福武書店 のち文庫、集英社文庫『ヨモギ・アイス』
  • 『チョコレット・オーガズム』1993年 福武書店 のち文庫、集英社文庫 
  • 『グリーン・クリスマス』1993年 福武書店 のち文庫、集英社文庫 
  • 『人魚姫のくつ』1994年 新潮社 のち文庫
  • 『草原の輝き』1995年 幻冬舎 のち文庫、角川文庫 
  • 『占い師の娘』1998年 角川書店
  • 『ダリア』2000年 理論社 のち集英社文庫
  • 『小春日和』2001年 青山出版社 のち集英社文庫
  • 『ジャンピング☆ベイビー』2003年 新潮社 のち新潮文庫
  • 『参加型猫』2003年 マガジンハウス のち角川文庫
  • 『ガール ミーツ ボーイ』2004年 新潮社 のち新潮文庫
  • 『ひな菊とペパーミント』2005年 講談社 のち講談社文庫
  • 『あなたのそばで』2005年 文藝春秋 のち文春文庫
  • 『きみの歌が聞きたい』2006年 角川書店 のち角川文庫
  • 『祝福』2006年 角川書店 のち角川文庫『銀の糸』
  • 『このベッドのうえ』2007年 集英社 のち集英社文庫
  • 『プリズム』2007年 新潮社 のち新潮文庫
  • 『その向こう側』2007年 光文社 のち光文社文庫
  • 『マルシェ・アンジュール』2007年 文藝春秋
  • 『恋人たち』2008年 講談社
  • 『恋と恋のあいだ』2008年 集英社 
  • 『シュガー アンド スパイス』2009年 角川書店
  • 『昼咲月見草』2010年 河出書房新社
  • 『彼女の存在、その破片』2012年 小学館 のち小学館文庫
  • 『公園通りのクロエ』2013年 祥伝社 のち祥伝社文庫
  • 『波止場にて』新潮社 2015年
  • 『猫をおくる』新潮社 2019年

フランクザッパ・シリーズ

  • 『フランクザッパ・ストリート』1998年 光文社 のち ちくま文庫
  • 『フランクザッパ・ア・ラ・モード』1999年 筑摩書房 のち ちくま文庫 
  • 『パーティー・オン・パレード』2000年 光文社

エッセイ集

  • 『空から猫が降ってくる』1994年 福武書店
  • 『食べちゃえ!食べちゃお!』1995年 幻冬舎 のち幻冬舎文庫
  • 『私は宇宙人』1998年 光文社 のち光文社文庫『あなたも宇宙人』
  • 『テレフォン・セラピー』1999年 大和書房 のち新潮文庫
  • 『チョップスティックス』2002年 集英社be文庫
  • 『きらめくジャンクフード』2006年 文藝春秋 のち文春文庫

翻訳

  • ジャネット・ウィンターソン『恋をする躰』1997年 講談社
  • レベッカ・ブラウン『お馬鹿さんなふたり』1993年 光琳社出版 伊藤桂司とのコラボ・アートブック
  • マーガレット・ワイズ・ブラウン作 J.P.ミラー絵『すてきなおうち』2006年 フレーベル館 

童話・絵本

  • Believe(ジェフリー・フルビマーリ 絵)1998年11月 光琳社出版 
  • 『パンダのポンポン』(長崎訓子 絵)2004年 理論社
  • 『パンダのポンポン 青空バーベキュー』(長崎訓子 絵)2005年 理論社
  • 『パンダのポンポン クリスマスあったかスープ』(長崎訓子 絵)2005年 理論社
  • 『パンダのポンポン アイスクリーム・タワー』(長崎訓子 絵)2006年 理論社
  • 『ミロとチャチャのふわっふわっ』(寺田順三 絵)2006年 あかね書房
  • 『パンダのポンポン クッキー・オーケストラ』(長崎訓子 絵)2009年 理論社
  • 『パンダのポンポン パンパカパーン ふっくらパン』(長崎訓子 絵)2010年 理論社
  • 『パンダのポンポン サイクリング・ドーナツ』(長崎訓子 絵)2012年 理論社
  • 『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵)2012年 そうえん社
  • 『ようこそぼくのおともだち』(寺田順三 絵)2013年 あかね書房
  • 『ヤマネコとウミネコ』(姫野はやみ 絵)2016年 理論社
  • 『パンダのポンポン 夜空のスター・チャウダー』(長崎訓子 絵)2016年 理論社
  • 『ポンポン クック ブック』(長崎訓子 絵)2016年 理論社
  • 『パンダのポンポン 空飛ぶ おべんとうツアー』(長崎訓子 絵)2017年 理論社
  • 『本屋さんのルビねこ』(松本圭以子 絵)2018年 理論社
  • 『パンダのポンポン 魔法のハロウィン・パイ』(長崎訓子 絵)2018年 理論社
  • 『本屋さんのルビねこ ルビとしっぽの秘密』(松本圭以子 絵)2019年 理論社
  • 『こねこのビスケット』(網中いづる 絵)2020年 ポプラ社
  • 『紙ひこうき、きみへ』(木内達朗 絵)2020年 偕成社
  • 『本屋さんのルビねこ ルビねこと星ものがたり』(松本圭以子 絵)2020年 理論社
  • 『本屋さんのルビねこ ルビと子ねこのワルツ』(松本圭以子 絵)2021年 理論社
  • 『おつきさまのスープ』(木原未沙紀 絵)2021年 くもん出版
  • 『本屋さんのルビねこ ルビねこと旅の仲間たち』(松本圭以子 絵)2022年 理論社
  • 『本屋さんのルビねこ ルビとちっちゃなねこたち』(松本圭以子 絵)2023年 理論社

アンソロジー・共著

  • 『いじめの時間』 1997年5月 朝日新聞社  2005年4月 新潮文庫
  • 『いとしさの王国へ 文学的少女漫画読本』 2003年5月 マーブルトロン
  • 『あの日、「ライ麦畑」に出会った』 2003年9月 廣済堂
  • 『靴に恋して』 2004年9月 ソニーマガジンズ
  • 『私らしくあの場所へ』 2006年3月 講談社  2009年5月 講談社文庫
  • 『甘い記憶』 2008年8月 新潮社 2010年3月 のち新潮文庫
  • 『29歳』 2008年11月 日本経済新聞出版社  2012年3月 新潮文庫
  • 『眠れなくなる 夢十夜』 2009年6月 新潮文庫  2017年1月 新潮文庫新装版
  • 『そういうものだろ、仕事っていうのは』 2010年2月 日本経済新聞出版社
  • 『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。』 2012年5月 河出書房新社 のち河出文庫『10代のうちに本当に読んでほしい「この一冊」』
  • 『ひんやりと、甘味』 2015年7月 河出書房新社
  • 『ずっしり、あんこ』 2015年10月 河出書房新社
  • 『アンソロジー 餃子』 2016年4月 PARCO出版
  • 十年後のこと  2016年11月 河出書房新社

脚注

  1. ^ 「生きもの」として大事なことから 野中柊さん”. 日本経済新聞. 2017年10月14日閲覧。
  2. ^ 作家の読書道 第175回 野中柊さん”. WEB本の雑誌. 2017年10月14日閲覧。
  3. ^ 第16回 三島由紀夫賞 候補作品”. 新潮社. 2017年10月14日閲覧。




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