重力ポテンシャルとは? わかりやすく解説

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じゅうりょく‐ポテンシャル〔ヂユウリヨク‐〕【重力ポテンシャル】

読み方:じゅうりょくぽてんしゃる

重力場におけるポテンシャル。ふつう単位質量質点がもつ位置エネルギーを、位置関数によるスカラー量で表す。


重力ポテンシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 14:12 UTC 版)

重力ポテンシャル(じゅうりょくポテンシャル、英語: gravitational potential)とは、ニュートン力学において、ある点における単位質量あたりの重力による位置エネルギーのことである[1]。すなわち、空間内のある位置質点を基準点から動かす際に重力が質点に行う単位質量あたりの仕事の符号を変えたものに等しい。


  1. ^ 重力ポテンシャル』 - 天文学辞典(日本天文学会
  2. ^ 「シリーズ現代の天文学13 天体の位置と運動」日本評論社, 2009. ISBN 978-4-535-60733-0. pp.100-102.
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  6. ^ 宇宙速度』 - 天文学辞典(日本天文学会
  7. ^ a b c Binney & Tremaine, (2008). Galactic Dynamics (Second ed.). Princeton University Press. ISBN 978-0-691-13027-9. pp. 62-63.
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  9. ^ 「シリーズ現代の天文学13 天体の位置と運動」日本評論社, 2009. ISBN 978-4-535-60733-0. pp.111-115.
  10. ^ 「シリーズ現代の天文学13 天体の位置と運動」日本評論社, 2009. ISBN 978-4-535-60733-0. pp.115-117.
  11. ^ 「シリーズ現代の天文学13 天体の位置と運動」日本評論社, 2009. ISBN 978-4-535-60733-0. pp.108-111.
  12. ^ Binney & Tremaine, (2008). Galactic Dynamics (Second ed.). Princeton University Press. ISBN 978-0-691-13027-9. pp. 63-65.
  13. ^ a b Binney & Tremaine, (2008). Galactic Dynamics (Second ed.). Princeton University Press. ISBN 978-0-691-13027-9. pp. 78-83.
  14. ^ a b 「シリーズ現代の天文学13 天体の位置と運動」日本評論社, 2009. ISBN 978-4-535-60733-0. pp.117-119.
  15. ^ 木下 宙「天体と軌道の力学」東京大学出版会, 1998. ISBN 978-4-13-060721-6. pp. 181-182.
  16. ^ 田中貴浩『深化する一般相対論 ブラックホール・重力波・宇宙論』丸善出版, 2017年. ISBN 978-4621302316. p. 40.
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重力ポテンシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:29 UTC 版)

重力場」の記事における「重力ポテンシャル」の解説

重力場回転を取ると、ゼロとなる。従って、重力場にはポテンシャル存在するスカラー場 ϕ ( x ) = − G ∑ i m i | x − r i | {\displaystyle \phi ({\boldsymbol {x}})=-G\sum _{i}{\frac {m_{i}}{|{\boldsymbol {x}}-{\boldsymbol {r}}_{i}|}}} を考えると重力場は g ( x ) = − ∇ ϕ ( x ) {\displaystyle {\boldsymbol {g}}({\boldsymbol {x}})=-\nabla \phi ({\boldsymbol {x}})} と表される。この φ は重力ポテンシャルと呼ばれる。重力ポテンシャルを指して重力場と呼ぶ場合もある。 質量分布を ρ ( x ) = ∑ i m i δ 3 ( x − r i ) {\displaystyle \rho ({\boldsymbol {x}})=\sum _{i}m_{i}\delta ^{3}({\boldsymbol {x}}-{\boldsymbol {r}}_{i})} で定義すれば、重力ポテンシャル ϕ ( x ) = − G ∫ ρ ( r ) d 3 r | x − r | {\displaystyle \phi ({\boldsymbol {x}})=-G\int {\frac {\rho ({\boldsymbol {r}})\,d^{3}{\boldsymbol {r}}}{|{\boldsymbol {x}}-{\boldsymbol {r}}|}}} となる。重力ポテンシャルはポアソン方程式 △ ϕ ( x ) = 4 π G ρ ( x ) {\displaystyle \triangle \phi ({\boldsymbol {x}})=4\pi G\rho ({\boldsymbol {x}})} で決定される

※この「重力ポテンシャル」の解説は、「重力場」の解説の一部です。
「重力ポテンシャル」を含む「重力場」の記事については、「重力場」の概要を参照ください。

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