酸化物半導体とは? わかりやすく解説

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さんかぶつ‐はんどうたい〔サンクワブツハンダウタイ〕【酸化物半導体】


酸化物半導体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 04:44 UTC 版)

酸化物半導体(さんかぶつはんどうたい)は、半導体の一つ。金属カチオンとして用いたものが大多数で、多くが広いバンドギャップを有し、可視光域の電磁波を透過する。中には高い電荷担体濃度や移動度を示すものもあり、これらの特徴を用いた様々な用途が考案されている。代表的なものに酸化亜鉛二酸化スズ酸化インジウムITO(通常In2O3:SnO2 = 90:10 [wt%])がある。多くは電子を電荷担体としたn型であるが、酸化銅酸化銀、また一酸化スズなどの正孔を電荷担体としたp型も報告されている。代表的な用途としては透明伝導膜や超伝導センサーなどが研究されている[1][2][3]


  1. ^ Ito, M. "透明アモルファス酸化物半導体の電子ペーパーへの応用 (Application of Amorphous Oxide Semiconductor for e-papers)."
  2. ^ Kumomi, H. "アモルファス酸化物半導体 TFT とその OLED 駆動素子への応用 (Amorphous Oxide Semiconductor-Based TFT and Its Application for OLED)." 132.
  3. ^ 玉置純, 長岡忠仁, 山本善史, 松岡政夫、「Co3O4-Fe2O3複合体を用いた酸化物半導体センサのNOx検知特性」 『電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌)』 1998年 118巻 2号 p.125-129, doi:10.1541/ieejsmas.118.125


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酸化物半導体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 07:40 UTC 版)

色素増感太陽電池」の記事における「酸化物半導体」の解説

酸化チタン主流で、その他に酸化亜鉛酸化スズなどn型半導体用いられている。ここにあげた半導体自体紫外領域にしか吸収もたない化学結合エステル結合など)によって色素半導体表面吸着している。

※この「酸化物半導体」の解説は、「色素増感太陽電池」の解説の一部です。
「酸化物半導体」を含む「色素増感太陽電池」の記事については、「色素増感太陽電池」の概要を参照ください。

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