遠い雷鳴とは? わかりやすく解説

遠い雷鳴

原題:Ashani Sanket
製作国:インド
製作年:1973
配給:エキプ・ド・シネマ
スタッフ
監督:Satyajit Ray サタジット・レイ
製作:Mrs. Sarbani Bhattacharya ミセス・サルバニ・バッタチャーヤ
原作:Bibhutibhusan Bannerji ビフティブシャーン・バナールジ
脚本:Satyajit Ray サタジット・レイ
撮影:Soumendu Roy ショーメンドゥ・ロイ
音楽:Satyajit Ray サタジット・レイ
編集:Dulal Dutt ドゥラル・ドット
字幕監修:清水俊二 シミズシュンジ
キャスト(役名
Soumitra Chatterji ショーミットロ・チャタージ (Gangacharan)
Babita バビータ (Ananga)
Sandhya Roy ションディーヤ・ロイ (Chhutki)
Gobinda Chakravarty ゴビンダ・チャクラバーティ (Dinabandhu)
Romesh Mukerji ロメシ・ムカージー (Biswas)
Noni Ganguly ノニ・ギョングリ (Jadu
Sheli Pal シェリー・パル (Mokshada)
Chitra Bannerji チトラ・バナージ (Moti
Suchita Roy ショーチタ・ロイ (Khenti)
Anil Ganguly アニル・ギャングリィ (Nibaran)
Debatosh Ghosh デバトシュ・ゴシュ (Adhar)
解説
インド片田舎に住む一夫婦を通し、はるか遠く戦争がおよぼす悲劇を描く。73年ベルリン国際映画祭グランプリ受賞作品。製作はミセス・サルバニ・バッタチャーヤ監督・脚本音楽「大都会」サタジット・レイ原作ビフティブシャーン・バナールジ撮影ショーメンドゥ・ロイ編集はドュラル・ドットが各々担当出演ショーミットロ・チャタージバビータションディーヤ・ロイゴビンダ・チャクラバーティロメシ・ムカージーノニ・ギョングリシェリー・パルチトラ・バナージショーチタ・ロイアニル・ギャングリィデバトシュ・ゴシュなど。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
これは、カルカッタから遠く離れたベンガル片田舎物語である。時は1942年世界各地には、第2次世界大戦の嵐が吹きあれていたが、このでは戦争気配これっぽっちもなかった。しかし、ここでは、身分差別甚しかった。バラモンが最高であり、ここに来て間もないガンガ(S・チャタージ)はこれにあたり、村人達の尊敬受けている。また彼の妻アナンガ(バビータ)は、まだ若く村人とも仲がよかったある日隣村よりバラモンのディヌー(G・チャクラバーティ)という老人が、食物をねだりに来る。米の価格が、袋4ルピーから6ルピー上がったためだ。それも、日本軍シンガポール占領したためであり、さらに日本軍ビルマ侵入してからは、米は18ルピーになり、米不足は決定的で、米屋略奪騒ぎまで起こった。こうなっては、バラモン体面上、労働はしてはならない、などといってられない。アナンガは米つきアルバイトをし、ガンガ地主ビスワス(R・ムカージー)より5袋の米を最後に見捨てられてしまった。そんな彼は、20キロ以上離れたで、ヤミ米30ルピー売ってる男がいると聞き、妻の腕環を売って出かけるが、その男は米を売ってくれなかった。一方、アナンガの方も女達チュトキ(S・ロイ)と、モクショダ(S・パルと共にヤマイモ掘りに行くが、男に襲われかける--。飢え続いた。チュトキは、米ほしさに、醜い顔煉瓦ジャドゥー(N・ギョングリ)に肉体あたえた。そして、ガンガの家に、昔よく来て食事ねだっていたディヌー(G・チャクラバーティ)が家族全員連れてやってくる。そして、アナンガはその時夫に子供出来たことを告げた--。1943年ベンガルでは500上の人間が飢え疫病死んだ。はるか離れた戦争生んだ人災の”飢饉である。

遠い雷鳴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 14:21 UTC 版)

遠い雷鳴』(ベンガル語: অশনি সংকেত IPA: [ɔʃoni ʃɔŋket]ラテン文字表記: Ashani Sanket[1])は、サタジット・レイ監督による1973年のインド映画であり、ベンガル語の映画。原作はビブティブション・ボンドパッダエの小説でその原題も映画の原題と同じであるが、このベンガル語は厳密には〈雷の兆し〉という意味である[1]




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