酸化された脂質の総称で、体にとって有毒となる物質です。
体内では、中性脂肪から活性酸素により酸化した過酸化脂質が細胞の中で活性酸素フリーラジカルを作り、さらに過酸化脂質を発生させます。血管内にたまったLDLコレステロールが酸化して発生した過酸化脂質は、動脈硬化などの原因となります。また、皮脂が酸化してできた過酸化脂質は、皮膚の細胞を傷つけ、色素沈着やシワの原因を作るといわれています。
体内での過酸化脂質を減らすには、活性酸素を抑える役割を持つ「抗酸化物質」が有効です。体内にはスーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)やカタラーゼなどの抗酸化酵素のほか、食物から摂取したビタミンCやビタミンE、カロチノイド類、ポリフェノール類などが
かさんか‐ししつ〔クワサンクワ‐〕【過酸化脂質】
過酸化脂質
化合物名や化合物に関係する事項: | 複合脂質 複塩 過マンガン酸カリウム 過酸化脂質 遮断抗体 酒石酸 酒石酸ナトリウムカリウム |
過酸化脂質
過酸化脂質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 04:55 UTC 版)
過酸化脂質(かさんかししつ、lipid peroxide、fat peroxide)はコレステロールや中性脂肪といった脂質が、活性酸素によって酸化されたものの総称である。消化器官や血液の流れに悪影響を及ぼす有害な物質。
- ^ a b “Biological functions of histidine-dipeptides and metabolic syndrome”. Nutrition research and practice 8 (1). (2014). doi:10.4162/nrp.2014.8.1.3. PMC: PMC3944153. PMID 24611099 .
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