過去世
三世
過去世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/17 04:57 UTC 版)
また「ダンマパダ(法句経)」によると、過去世にパドゥムッターラという仏の許で志願を起こし、織師の組合長として1000人の独覚(縁覚)を供養して上天し、迦葉仏の世にまた僧団を供養し、今生においてクックタバーニ市の王となる。その妻をアノジャー(Saagala人)という。また、ヴァーラ、プップハ、ヴァーッラヴァーナ、プップハヴァーナ、スパッタという5頭の駿馬をもち、4人の臣にこの5頭の中から、それぞれ1頭の馬を与え、各23由旬を出でて三宝の興起を聞かしむ。ある日、園苑に遊んでいると、遠く2万由旬も離れた舎衛城から500人の商人が来たりて三宝の興起を告げられるや、歓喜して皇后に語を送り、千人の臣下と共に仏所に赴いた。仏はこれを知って、チャンダバーガー河まで迎えに行き、カッピナは仏に見え比丘となった。祇園精舎に至り間もなく悟りを得て、その後、妻のアノジャーも出家した、という記述が見られる。
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