遊興とは? わかりやすく解説

ゆう‐きょう〔イウ‐〕【遊興】

読み方:ゆうきょう

[名](スル)遊び興じること。特に、酒色興じること。「花街ではでに—する」


遊び

(遊興 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 08:00 UTC 版)

遊び(あそび)とは、知能を有する動物ヒトを含む)が、生活的・生存上の実利の有無を問わず、心を満足させることを主たる目的として行うものである。基本的には、生命活動を維持するのに直接必要な食事・睡眠等や、自ら望んで行われない労働は含まない。類義語として遊戯(ゆうぎ)がある(詳細後述)。


注釈

  1. ^ 『角川 新字源』では、第2義に「花柳界に遊ぶ」
  2. ^ 和訳版に(Huizinga 1963)がある。
  3. ^ 和訳版に(Caillois 1971)がある。

出典

  1. ^ a b c 福永光司「中国宗教思想史」『中国宗教思想 1』岩波書店〈岩波講座 東洋思想〉第13巻1990年、ISBN 4-00-010333-4 pp.98-107.
  2. ^ a b c d e f g h 広辞苑
  3. ^ a b 世界大百科事典』 第二版
  4. ^ 宝賀寿男「第六章 高志之利波臣の起源」『越と出雲の夜明け』法令出版、2008年。
  5. ^ a b c d e 『角川 新字源』
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 大辞泉
  7. ^ a b c d e f g h i 大辞林』 第二版
  8. ^ a b c d e f 森下2000, p. 172.
  9. ^ a b c ホイジンガ(1973)pp.11-14
  10. ^ a b c d カイヨワ(1990)
  11. ^ a b c d e f g h 森下2000, p. 173.
  12. ^ a b c d 森下2000, p. 174.
  13. ^ a b 無籐隆 二宮克美、子安増生(編)「遊び」『キーワードコレクション 発達心理学』改訂版第3刷 新曜社 2005 ISBN 4788508923 pp.124-127.
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  15. ^ 河崎道夫編著1983『子どもの遊びと発達』ひとなる書房
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  20. ^ a b c 早木仁成 2005, p. 52.
  21. ^ 早木仁成 2005, p. 5.
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遊興

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 15:04 UTC 版)

射的」の記事における「遊興」の解説

弓矢 楊弓 - 楊弓という小弓であり、主に平安時代公家が遊興で使用したといわれ、座ったままで行う正式な弓術であり、対戦式で的に当った点数勝敗争った。後に江戸時代には、的屋(まとや)が営む懸け物賭け事)の射的遊技として庶民楽しまれ江戸時代後期には、隆盛極め好ましくない風俗側面まで持つようになった。そして大正時代まで続いたといわれるが、江戸時代から大正時代に至るまで好ましくない賭博風俗であるとされ、度々、規制禁止なされた的屋(まとや) - 公家楊弓祭り矢・祭り弓起源とし、江戸時代には懸け物射的遊技出来た祭りや市や縁日が立つ寺社参道境内門前町鳥居前町遊廓出店夜店として大規模な楊弓店、から小さな矢場といわれる小店があり、弓矢使い的に当て、的の位置種類により、商品賞金振舞われた。第二次世界大戦以前町中でも営業が行われていた事が当時地図などから伺えるが、風営法制定戦時影響により徐々に姿を消し、現在では祭事など出店除いてほとんど見かける事が出来ない常設店舗に関して伊勢神宮併設されおかげ横丁など、一部観光地射的場が残る程度となっている。 投壺(とうこ) - 壺射ち(つぼうち)ともいい、中国考案されダーツの様なもので、二人対戦で行う射的投げ矢を壺に入れ遊戯であるが、奈良時代伝わり平安時代にも公家の間で行われた所作採点難しかったので廃れたが、江戸時代には再び楽しまれ投壺起源となり投扇興とうせんきょう)が生まれたといわれる投壺投扇興身分限らず、皆が熱中したので、幕府は度々禁止した投扇興 - 投扇興とうせんきょう)は「お座敷遊び」の一つである。台の上置かれという的に扇子投げて当てる競技落ちた時の立ち方扇子位置関係により点数決まりそれを競う愛好会数多くあり定期的に日本各地大会催される詳しく投扇興参照射的銃-祭りなどの屋台行われる射的射的銃の先端コルク詰めて圧縮空気により発射するものが一般的である。コルクシリンダー内の高圧空気押し出されるだけでコルク狙った方向に飛ぶとは限られていない。そのため命中率極めて低く期待裏切られる場合が多い。 吹き矢 吹き矢とは主に江戸時代懸け物遊技道具として使われた。その他に小動物狩猟としての使用があったとされるまた、忍者流派によっては忍術書に記述があることや、道具として僅かだが実物残っているが、実際にどの程度利用あったか定かではないが、刺客忍者暗殺の手段として使う事が小説など描かれる構造は矢については細長く円錐加工した竹に紙や動物体毛矢羽を矧いだもので、筒は竹の内側を均等に加工したものや和紙丸めたものがあり、それぞれの筒の内や外に漆を塗ったものがある。 江戸時代祭り文化発達と共に様々な露天商発生したが、吹き矢もその一つで、売りの上円形木製回転する的(ぶん回し)をおき、客に吹き矢回転する的を射抜かせ射的遊技であり、的は放射状区分けされていて当った場所により景品良し悪しがあった。 吹矢の上載せてある賞品人形など射落とすことは矢が軽いの困難だが、樋口人形載せる台座スポンジ的をワイヤ連結してスポンジ的に矢が当たると台座跳ね上がり人形落下する吹矢射的」を考案したこのようにすれば射的銃と同様な射的吹矢でも可能である。 現在では吹き矢を、武道一環として取り入れ流派新し武道として、嗜む者も少数ながら存在する競技としての吹き矢スポーツ吹き矢として1998年青柳清によって「(社)日本スポーツ吹矢協会」JSFAが設立された。世界ルールに基づく国際吹矢協会IFA1996年樋口裕乗設立した。現在フランスドイツアメリカその他盛んに行われている。 メンコ射撃®は直径6cmのメンコゴム銃ののせて飛ばして5m先に吊るしてある直径18cmの紙的に当てる競技樋口裕乗考案したメンコ水平にUFO様に飛んで行き的に当たると快感覚える。 その他 輪投げ - 的屋提供する遊技木製の輪を投げ、的である棒や瓶にはめ込む競技。または、スポーツ競技としての輪投げもある。詳しく輪投げ参照

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遊興

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 15:04 UTC 版)

射的」の記事における「遊興」の解説

スポーツ球技 ゴルフ - ゴルフとはカップという目標いわゆる、的に球をクラブという棒で打ち飛ばして入れ競技ターゲットゴルフ - ターゲットゴルフとはゴルフボール代わりに羽(ショットバドミントンの羽と同じ)や矢を使いカップ代わりに籠や的を使う競技ディスクゴルフ - ディスクゴルフとはターゲットゴルフ一種で、球の代わりにフリスビー使いカップ代わりに鎖の束の籠状の的に当てる競技ルールー大まかにゴルフと同じである。 バスケットボール - バスケットとは籠のことであり、その籠に物を放り投げて入れるといった遊び起源といわれ、籠球日本語表記日本玉入れとの類似性あげられるフリースロー競技などは、アメリカアミューズメント施設移動遊園地でターゲットリングとして射的遊技として楽しまれている。 サッカー - サッカーにおいては、特にPK戦ゴールという的に球を蹴り入れ行為であり、TVイベントではゴールを的で分割し当てる、ターゲットゴールという競技生まれた。 石や礫や球を投げて目標物当てる競技。ペタンク・ビー玉遊び石蹴りビー玉遊び - 地面描いた、円の中にビー玉投げ入れ、その中やその的に近い物が勝ち、ビー玉奪い合う競技戦略として相手ビー玉も的として狙うこともある。 ペタンク - 偶然なのかフランス国技とも称されるペタンク」という競技日本ビー玉遊びルールがそっくりである。なにかしら繋がりがあるのかは、はっきりしないペタンクの方が歴史は古い。 石蹴り - 石蹴りとは地面描いた区分けしたエリア(まと)に石を投げ入れ遊び手自身が駒になり上がり競う双六遊び

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遊興

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:23 UTC 版)

名詞

 ゆうきょう

  1. 遊びじること。特に、酒色耽ること。

発音(?)

ゆ↗ーきょー

関連語

翻訳

動詞

  1. 遊び興じる

活用

サ行変格活用
遊興-する

翻訳


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