機動戦艦ナデシコの登場組織
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機動戦艦ナデシコの登場組織(きどうせんかんナデシコのとうじょうそしき)は、アニメ『機動戦艦ナデシコ』及び劇場版『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』に登場する組織を記述する。
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- 1 機動戦艦ナデシコの登場組織とは
- 2 機動戦艦ナデシコの登場組織の概要
- 3 木連
- 4 火星の後継者
連合宇宙軍
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「機動戦艦ナデシコの登場人物」の記事における「連合宇宙軍」の解説
連合宇宙軍と元関係者。ナデシコの所属するネルガル社とは利害を異にするため対立する。 ムネタケ・サダアキ 声:真殿光昭 地球連合宇宙軍提督。キノコ状の髪型とオネエ口調が特徴。父親に憧れ連合宇宙軍提督となる。フクベとは軍時代の同僚であり、第一次火星会戦においてはフクベと共に連合宇宙軍第一艦隊旗艦リアトリスに乗艦していた。保身的かつ独善的な発言が多く連合宇宙軍という組織の駒としては忠実な人物で、自由奔放なナデシコクルーとは対立していた。 ナデシコを接収するという軍の意向を受け、武装した部下を率いてナデシコを一時占拠し反対するクルーを捕縛する。しかし、アキトたちの反攻とユリカの機転で艦を奪い返され逆に捕縛された。防衛衛星との戦闘のどさくさで脱走を図り、運悪く目撃したガイを射殺する。後にネルガルと宇宙軍が協定を結び、ナデシコが宇宙軍に編入された後は、再び提督として戻ってくる。 ナデシコクルーには、傲慢で自分の事だけしか考えない人物に映っていたようであるが、木星蜥蜴の正体が人間でありその事実を連合宇宙軍が隠蔽していた事を知った際にはかなりショックを受けており、地球を守る連合宇宙軍こそ正義と信じていた。宇宙軍の制服を着た父親と写った写真を大事にしており、宇宙軍に入った理由も軍人である父親への憧れからであったと考えられる。ガイを射殺したことにも思うところがあり、死の間際に幻覚の中で自分を助けに来たガイに涙するなどのシーンが存在する。 最重要極秘事項である木星蜥蜴の正体が人間だった事実がナデシコクルーに漏洩してしまい、責任を取って降格されそうになる。ウリバタケの試作機「Xエステバリス」で自身の保身を図ろうとするも、Xエステバリスは失敗作に終わり進退窮まる。連合宇宙軍の真実を知らされ信じる拠り所を失ったことでノイローゼに陥る。自らにIFSを打ち、幻覚作用によってコスモスを敵と誤認。Xエステバリスで出撃し、ゲキガンガーに乗って助けに来てくれたガイの幻を見ながらオーバーロードで自爆し死亡した。 フクベ・ジン(瓢 仁) 声:田中信夫 地球連合宇宙軍の老提督。75歳。身長173cm、体重60kg。趣味は俳句。好きな食物は豆大福、里芋の煮っころがし。嫌いな食物は肉の脂身。 第一次火星会戦において圧倒的な技術力を持つ「木星蜥蜴」に壊滅的な打撃を与えられる。艦を特攻させてチューリップを撃沈し、地球軍からは英雄と賞賛された。だが、火星地表に落下したチューリップによりアキトの故郷であるユートピアコロニーは壊滅し多くの民間人が死亡した。これらの責任を強く感じて退役。ネルガル重工にスカウトされてナデシコに乗艦するが、提督らしいところは少しも見せず、すっかり昼行灯と化していた。事情を知らないアキトから気さくで理解のある老人と慕われるが、真相を知ったアキトから恨みを込めて殴打される。火星に到着してからは率先して作戦を示し、アキト宛の遺書を残してナデシコを逃がすために自ら囮となって敵の集中砲火に消えた。 戦死したかに見えたが、実は木連の捕虜になっていて最終話でひょっこり登場する。なぜかアロハ姿でやたらと能天気な性格になっていた。以後の消息は不明。 ミスマル・コウイチロウ 声:大塚明夫 連合宇宙軍第三艦隊司令でユリカの父。階級は中将。非常に優秀な軍人で、軍内部とネルガルの動きに対しても逐一注意を払っているなど切れ者ぶりを発揮する。しかし、早くに妻を亡くし、男手一つで育てた娘を溺愛するあまり、ユリカの前ではただの親バカ。自身でも「娘かわいさに軍にまで入れた」と語っていた事から、自覚はしていたようだ。娘に欲情して度々セクハラ発言を繰り返すなど父親として問題がある。外見と性格はサリーちゃんのパパに似ている。 最初から新造戦艦ナデシコを軍に接収することを目論んでいた為、ユリカがネルガルに入社して艦長に就任したのを快諾。しかし目論見は外れてしまい、後を追ったジュンまでも彼の元を去ることになってしまった。後にナデシコが保護していたユキナの処遇を巡り、ナデシコと軍が再度衝突した際にはユリカたちに協力している。 劇中終盤、娘を嫁に貰いに来たアキトを馬の骨呼ばわりするが、ラーメン勝負を経てユリカとの結婚を認める。 劇場版では、連合宇宙軍の総司令(階級は大将)となっていた。尤も宇宙軍自体は統合軍に圧され、衰退の一途であった。なお、コウイチロウ自身は火星ではなく地球の出身であり、娘の様なA級ジャンパーとしての能力は持っていない。メグミとホウメイガールズのバックバンドに参加した際は秋山源八郎と一緒に大太鼓を叩いていた。
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連合宇宙軍
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正式名称は「地球連合宇宙軍」。地球連合には他にも陸・海・空軍が存在するが、宇宙軍所属の機体は重力下でも十分に活動が可能なために規模の大きさなどは圧倒的である。そのため地球連合における主力の軍隊であると言える。 その由来は月独立派との紛争にまでさかのぼるが、この紛争の際に各国に生じた宇宙戦艦等の宇宙軍備を、地球連合の発足とともにそのまま連合宇宙軍として再編成したのが始まりである。そのため宇宙戦艦開発事業を担っていたネルガル重工を筆頭とした重工業系企業と繋がりが深い。 連合宇宙軍は「他の宇宙生命体の侵略に備える」ことを存在理由としていたが、それはあくまで大義名分であり、実際は連合政府内の反乱分子への威嚇であり、地球圏の治安維持であった。 そのため2195年地球に侵攻を開始した木連の、相転移エンジンや重力波砲など古代火星文明の超技術を使用する兵器群の前に大敗してしまう。連合宇宙軍は火星に民間人を残したまま地球まで撤退を余儀なくされ、その後も地球軌道上にビックバリア等の防衛ラインを敷設するなど立て直しを図るが、木連の戦力に対する方策は見出せないでいた。またナデシコを接収しようとして失敗、防衛ラインを悉く突破され、防衛の要であるビックバリアを一部破壊されてしまう失態も犯している。
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連合宇宙軍
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「機動戦艦ナデシコの登場組織」の記事における「連合宇宙軍」の解説
木連との休戦後は旧地球連合解体、及び新地球連合発足に伴い、再編成された連合宇宙軍は規模が縮小されている。これは先の大戦(蜥蜴戦争)において宇宙軍への戦力の一極集中したことが批判されたことと、また宇宙軍と関係が深く火星極冠の遺跡から得られる超技術を独占しているネルガルを快く思わない反ネルガル企業が強く働きかけたことによるものであった。 劇場版の時点では、新たに設立された統合軍と並立して存続しているが、過渡期であり段階的に連合宇宙軍も解体され統合軍に編入されてゆく予定であった。
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