逆選択
プレーヤー同士が等しく情報を持っていない情報非対称ゲーム下において、情報を持たないプレーヤーが情報を持っているプレーヤーの行動やシグナルから、彼が持つ情報の中身を推測して自分の戦略を選択する場合に、プレーヤーが自分の利得を最大化するために、最終的に価値が低いものを選択してしまう状況のこと。
ビジネスの現場においても、情報の非対称性から来るプレーヤー間の疑心暗鬼が、市場で取引される商品の価格を低迷させてしまうことがある。これがさらに進むと、市場に高い品質の商品を供給する売り手がいなくなり、市場規模が縮小、ひいては成立しない状況「市場の失敗(market failure)」が起きてしまう。
例えば、株式公開を目論む不良企業があったとする。彼らがコストをかけずに、優良会社を装ったらどうなるであろうか。投資家は不良か優良かの区別ができなくなると、結果として期待価値相当の株価でしか取引をしなくなる(一括均衡の状態)。このような状態では、結果的に公開株の価格は低迷し、優良会社は公開企業で資金調達しようと思わなくなる。
■ 関連語
情報非対称ゲーム
逆選抜
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