逆転軸
変速機やトランスファーから出力するときに、進行方向の回転に合わせるために、ギヤなどを設けて逆転させるギヤ軸のことをいう。三菱の初期FF車はFR車用の正回転型エンジンを前部左側に搭載したため、トランスアクスル部に逆回転を加えていた。ホンダは当初、エンジンを左側に横置きするため、エンジンとトランスアクスルに逆回転型を用い、1990年代終わりから徐々に正回転型の右積みに改めてきた。一般には新たに逆転軸を設けないように、あらかじめ軸の本数を設定し、各軸に機能を分担させる設計を行う。逆転軸に減速機能をもたせ、入力と出力の2つのギヤを設けるなどが便法である。
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