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逆転イッパツマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/28 12:39 UTC 版)
(イッパツマン から転送)
| アニメ:タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン | |
|---|---|
| 原作 | タツノコプロ企画室 |
| 監督 | 笹川ひろし(総監督) |
| シリーズ構成 | 小山高男 |
| 脚本 | 小山高男ほか |
| キャラクターデザイン | 天野喜孝 |
| メカニックデザイン | 大河原邦男 |
| 製作 | フジテレビ、タツノコプロ |
| 放送局 | フジテレビ系列 |
| 放送期間 | 1982年2月13日 - 1983年3月26日 |
| 話数 | 58話 |
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『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』(ぎゃくてんイッパツマン、英語表記:Ippatsuman)は、『タイムボカンシリーズ』第6作目としてフジテレビ系列で1982年2月13日から1983年3月26日まで毎週土曜夜6時30分 - 7時00分に全58話が放映された、タツノコプロで制作されたテレビアニメである。
目次 |
概要
前作『ヤットデタマン』に続いて、巨大ヒーローロボが活躍。主人公がこれまでの少年少女から青年となり、ドラマもシリアス味が増した作品となった。主人公のイッパツマンの正体など、視聴者の興味をひこうといくつかの謎をちりばめてシリーズのマンネリを打破しようと工夫がこらされた。ついには「シリーズ初!悪が勝つ」という後まで語り草となるエピソードを生んでいる。
主人公の声優には、長年シリーズでナレーターを務めていた富山敬が満を持しての登板。時に20%を越える視聴率を記録し、好評につき放送回数は6話延長された。うち3回はストーリー本編とは関係のない番外編的なストーリーが含まれていた。歴代シリーズとしては『ヤッターマン』以来の放送回数の延長であり、マンネリの声も上がりはじめていたタイムボカンシリーズの人気が息を吹き返した作品だった。土曜18時30分の時間帯も本作で最後になるなど、シリーズの転機となった作品でもある。
富山に代わってのナレーションには鈴置洋孝を起用。鈴置独特の絶妙な語り口が物語を盛り上げている。また本作からCM後にアイキャッチが挿入されるようになった。
ストーリー
タイムリース社は、依頼があれば時空を越えて、過去でも未来でも現代でも世界各地に荷物を届ける、業界のトップ企業。一方業界第2位の大手・シャレコーベリース社だが、タイムリース社本社のすぐそばにあるオストアンデル北部支社は業績絶不調。会長のコン・コルドーは、ムンムンを始めとした社員にタイムリース社の営業妨害を命じた。ムンムンたちは「クリーン悪トリオ」となり、営業妨害を続ける。ハル坊がピンチ通信を出すと必ずイッパツマンが助けにやって来る。
登場人物
タイムリース社
オストアンデル市にある常に業界トップの業績を誇る会社。所在する市名の由来は、平賀源内がまんじゅうを外来語っぽく称した「押すと餡出る」から。
タイムリース社の運営には、国際平和機構という団体が深く関わっている。この団体は来るべき宇宙開発時代に備え、念動力で遠隔操作できるサイキックロボットの開発を進めていたが、シャレコーベリース社の会長のコン・コルドーがその技術を執拗に狙っていた。そのため、シャレコーベリース社はタイムリース社に妨害を仕掛け、その妨害に対抗するためのイッパツマン、という構図が出来上がった。バレルトコマール山脈のチチハハ湖の湖底に基地があるが第53話でレイケツナイトの攻撃により大損害を出した。
- 豪 速九(ごう そっきゅう)/イッパツマン:声 - 富山敬
- タイムリース社に勤務する20歳の青年。ランの憧れの男性で、社員たちからは「豪さん」と呼ばれている。オープニングの冒頭は、豪が変身する部屋に入るシーンから始まるので、ほとんどの視聴者は、往年のタツノコヒーローを彷彿とさせる謎のヒーロー・イッパツマンの正体と思っていたが、実は容姿こそ酷似していたもの豪がサイキックウェーブで操るサイキックロボットであった。しかし、第31話以降からは、豪自らイッパツマンとなって戦う。とはいうものの、豪自身が変身して以後には、今度は全く違う謎が終盤まで解かれずに残ることとなる。物語の中盤で星ハルカと出会い第54話で結婚するが、実はこの結婚は敵の目を欺くための演技で、新婚旅行と偽り、極秘でサイキックウェーブの波長変更訓練を行う目的があった。
- イッパツマンの主な武器は、アイキャッチにも使われている野球ボール型の武器で投げた後でサイキックパワーで誘導することも可能な「レインボール」と、敵の飛び道具を打ち返したり、攻撃を受け止めるのに用いる「逆転バット」だが、中盤以降はほとんど使用されなくなった。後者は絵面が悪いので人を殴るのに使うことはない。マシンガンの弾をも跳ね返す硬質フォームラバースーツに身を包み、背中のマントを広げて滑空する。新イッパツマンはダイヤモンド弾丸にも耐える超硬質フォームラバースーツにバージョンアップされているが、このスーツには変更前の波長のサイキックウェーブを阻害してしまうという弱点もある。
- 毎回弾丸ヘッド号のコクピットからガッチャマンのように飛んで現れ、等身大のままクリーン悪トリオと戦闘に突入。第31話以降は弾丸ブースター号のコックピットから現れる。自らのピンチになると額のVマーク(発信器)が輝き、トッキュウザウルスを逆転王、トッキュウマンモスを三冠王へと変形させる。
- 名前の由来は「豪速球」で笹川ひろし曰く「野球そのもののネーミング」[1]。
- 放夢ラン(ほうむ ラン):声 - 原えりこ
- タイムリース社に勤務する18歳の少女。時間航行輸送メカ「トッキュウザウルス」、「トッキュウマンモス」のメインパイロット。豪に想いを寄せており、彼からは「ランちゃん」、ヒゲノ部長からは「ラン君」、ハル坊からは「ラン姉ちゃん」と呼ばれている。ハルカには嫉妬心と対抗心があったが、最終回では豪とランらをかばいコルドーの洗脳が解けたもののその後遺症によりハルカが消息を絶った際に、自分がハルカを追いつめてしまった責任を感じて豪=イッパツマンに泣きついた。塩と砂糖を間違えるなど、料理の腕はイマイチである。
- 本作は原のデビュー作でもある。名前の由来は「ホームラン」[1]。
- ハル坊(ハルぼう):声 - つかせのりこ
- タイムリース社に勤務する6歳の少年。両親はタイムリース社の社員であり、19世紀のオーストラリアに駐在している。ランとは、いとこ同士で弟分である。また、ランと豪の恋を応援する。一人称は主に「オイラ」で、稀に「俺」、ハルカに対しては一人称が「僕」になることがある。緊急時にイッパツマンを呼ぶためのピンチ通信機を持っている。
- 名前の由来は「ファウルボール」[1]。
- 2-3(ツー・スリー):声 - 山本正之
- タイムリース社に勤務するロボット。三河弁でしゃべり歌が得意で気の利く性格をしているが、お調子者で少々口軽なところもある。一人称は主に「ワタイ」で、たまに「僕」や「俺(おり)」の場合もある。胸にテープデッキが内蔵されており、データを読み取ったり音楽を再生することができる。
ムンムンから「ヤカンのできそこない」、コスイネンから「ヤカン人形」とおちょくられている。
- 『タイムボカン王道復古』でも歴代山本キャラの唯一の善玉キャラとして登場。
- 名前の由来は「ボールカウント2-3」[1]。
- 星ハルカ(ほし ハルカ):声 - 幸田直子
- 第31話よりヒゲノ部長の秘書及び管理主任としてヒネルトジャー支社から赴任した女性。1975年3月17日生まれの24歳。豪と同じ超能力者であり、新イッパツマンのサポートを行う。名前の由来は『巨人の星』から。これは、同作で伴宙太の台詞を、演じていたコスイネン役の八奈見乗児に言わせるための、シリーズ構成の小山高男のお遊びである。なお、第46話では豪に代わって彼女がイッパツマンとなって参戦したこともあった。ランとは対照的な大人の女性として描かれ、豪との息の合ったコンビでランをきりきり舞いさせる。当然ラン自身はハルカに対して嫉妬の炎を燃やしていた。そして、豪と結婚をし、新婚旅行に旅立っている。これは敵を目を欺くために仕掛けた演技だったが、新婚旅行に旅立つ二人は幸せそうだった。物語が佳境に進むに従ってその過去が明らかになっていくが、最後の最後で彼女にまつわる大どんでん返しが描かれた。
- ハルカは幼少の頃より超能力者(サイキッカー)であり、幼い頃はそれをテレビ番組などで見世物のように扱われていた。しかし、10歳の時に若い頃のヒゲノと出会い、「自分を大切にしなさい!」と叱責され、それ以来、人前で超能力を使うことは避けるようになった。その後、ヒゲノと共に国際平和機構のサイキック関連技術の開発に携わるようになるが、当初、それほど超能力の力は高くなかった。しかし、物語開始の8年前、当時16歳だった1991年7月18日を境に、急激に能力が向上していく。実は、7月10日から17日までの一週間、コルドーに拉致され、洗脳と能力強化を受けていたが、ハルカ自身はその間の記憶は一切なかった。最終話では国際平和機構・タイムリース社を裏切って、完成したサイキックロボットのデータをコルドーの元に運び、自らはイッパツマンの最大の敵として立ちふさがる。イッパツマンをかばうランの姿を目にして洗脳が解けるが、コルドーがさらなる能力強化を行った際、超能力限界点を超えてしまい(同時にアーマーが消失)、罪の意識からその場を走り去り、霧の中に消えていった。生死も含め、その後の消息は不明。
- ヒゲノ濃造(ヒゲノ こいぞう):声 - 長堀芳夫
- 通称ヒゲノ部長。タイムリース社の技術部長で、豪の上司であり、良き相談相手でもある。実はサイキックロボットの責任者でもあり、物語後半では実質のイッパツマンチームの指揮官として活躍。重要な枠柄だが三悪同様、なにかと格好つけようとするがいちいち決まらないギャグ要員でもある。妻子持ちで家のローンに振り回されるなど、同じ部長のコスイネンと共通点が多い。終盤ではハルカとの過去が次第に明らかになっていく。名前の由来は「ヒゲが濃い」である。
- 豪速九、星ハルカと共に国際平和機構のエージェントである。若い頃、超能力を見世物にされているハルカと出会い、その後、共にサイキック関連技術の開発に携わるようになる。しかし、ハルカがコルドーの洗脳を受けていた事には気付かなかった。結局、自分もハルカの超能力を利用し、彼女の人生を狂わせてしまったという自責の念に駆られ、全てが終わった後、職を辞し、消息不明のハルカを探す旅に出た。
シャレコーベリース社
創業わずか8年でタイムリース社に次ぐ業界第2位の規模と実績を誇る巨大企業に成長したリース会社。本社はヒネルトジャー市所在。この市名は「オストアンデル」と同じように蛇口を外来語っぽく呼んだ言い方。会長はコン・コルドー。
第2話の全支社長会議の描写では相当な数の支社長(設定では、支社は1000社有る)が出席していたため、規模的に大きなグループ企業であることが分かる。しかし第12話では、ヒゲノ部長やマジ営業部員といったタイムリース社の面々は「卑劣」呼ばわりし、更に第35話では、花咲か爺こと善吉の財産を奪おうと企んだ意地悪爺・悪兵衛に協力するなど、かなりあくどい事をやったと思われる。終盤、コルドー会長は突如悪トリオと球四郎に解雇を言い渡した直後、計画倒産した。ちなみに球四郎には5,000万円が彼の口座に振り込まれ、ムンムンにはコンピューターお見合いの案内状が、コスイネンにはアルバイト情報誌が、キョカンチンにはあんマンが退職金代わりとして支給された。
業績万年最下位のオストアンデル北部支社の三役は「クリーン悪トリオ」。支社長のムンムンの下、タイムリース社への営業妨害・信用失墜のために毎回悪事を働くが、いつも失敗する。そして、各話の最後、トリオはビル近隣に出る屋台「うえだや」で酩酊しくだを巻きながら「人間やめて何になる!?」と人間以外の生き方を想像するが、結局は「今の状態がまだマシ」に落ち着く。ちなみに名前の由来は「クリーンアップトリオ」のもじりである[1]。最終回では3人そろって幸福行きの列車に乗って新たな人生へと旅立っていった。
ワンポイントキャラが出てきたり、拍子抜けするような事態が発生すると、3人が「シビビン、シビビン、シビビンビン!」と言いながらコクピット内を飛び回る(ただし当初は「ドヒャーッ!!」と叫んで倒れるだけだった)。
オストアンデル北部支社
オストアンデル北部支社の社屋は、外から見るとたいそう立派で、タイムリース社の社屋に負けないくらい未来的なビルだが、一歩門をくぐると、その外見はハリボテで、門の中にある実際の社屋は今にも崩れそうなオンボロビルである。また、敷地内には廃車置き場があり、クリーン悪トリオのシャレコーベダチョウはここから出動する。そして、屋内の様子もどこにでもある中小企業のオフィスと大して変わっておらず、コンピュータもほとんど導入されていない、といった有様である。別名「オシてもアンもでない敗北者」。
- ムンムン:声 - 小原乃梨子
- 26歳。チャイナドレスを着こなすスタイル抜群の美女で、若くしてシャレコーベリース社オストアンデル北部支社の支社長になるほど有能だが、ろくな仕事も与えられず最低を記録し続ける支社の業績をなんとか挽回しようと、会長の裏稼業に手を貸し悪戦苦闘している。
- 第4話で通勤中に助けてくれた謎の男性ミスターXに会うのが夢だったが、第38話でそのミスターXの正体が豪速九=イッパツマンだと知ってしまう。その後も豪に想いを抱き続けていたが、第46話でその献身的な想いをコルドーと球四郎に利用されてしまい、それをきっかけに豪との関係を半ば諦める。だが、まだ豪に未練があるらしく第54話では豪とハルカが結婚したと知って動揺したり、第55話では二人の結婚が自分達を欺くための演技と知って喜んだりしている。
- コスイネン:声 - 八奈見乗児
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社の部長。30歳。妻帯者だが、オストアンデル北部支社へは単身赴任中。いつも会社に遅刻寸前の日々である。そば作りが得意なため、「月見(そば)のコスイネン」の異名を持つことが第14話で明かされた。また、OVA『タイムボカン王道復古』ではボヤッキーにそば作りを教えたという設定になっている。
- 基本的には名前の通りズル賢い性格だが、第28話で自らサンパツマンに変身してイッパツマンに一騎打ちを挑んだり、第40話では「仲人を務める(部下の)結婚式をぶち壊せるか!」とコルドーに逆らうなど、それなりの気概も持ち合わせている。また、対イッパツマン兵器の研究開発については、合体を阻止しようと磁場分解光線砲を開発したり(第23話)、瞬間硬化弾で逆転王の動きを封じ込めたりする(第30話)などかなり的を射たものが多く、空気中のイオンから武器を生成する機能を不完全ながらコピーする(第28話)など敵側に通用するレベルには達しなかったものの技術開発そのものには成功しているケースも少なくなく、後半ではスピードで三冠王を翻弄したスキーメカのように、武装や特殊能力においてはイッパツマンを上回るメカを開発したことも少なからず存在する。謀略面でも同期の男に協力を要請して罠を張る、球四郎の正体を本人にばらし動揺を誘うなど、球四郎の陰に霞みがちだが、歴代の八奈見キャラの中でも屈指の有能な人物として描かれている。また脱サラ願望もあり「いざとなったら脱サラしてソバ屋をやればいい」といった趣旨の発言が、本人や周囲から何度か聞かれる。シャレコーベリース社解散後は実際にソバ屋の屋台で日銭を稼いでいた他、ムンムンが想像した50年後のコスイネンは全世界にチェーン展開する立ち食いソバ屋の社長になっていた。
- 一人称は「アタシ」や「俺」が基本だがごくまれに「ワタシ」や「ボクちゃん」になることもある。ボタンを押す際には「コスっとな」(または「コスっと!」)と言う。チャップリンの履く薄汚いドタ靴のような形をした赤い長鼻がトレードマーク。ただし、幼少期は赤くて大きい団子形の鼻でどちらかと言えば完全ではないが『ヤットデタマン』のジュリー・コケマツの顔に近い。なお、現在のドタ靴形の赤い長鼻になったのは青年期になってから。また、彼が怒った感情を露わにした際、ときどき額に赤い×印が浮かび上がることがある。名前の由来は「狡い」と、ソ連のアレクセイ・コスイギン首相と推測される。なお、このコスイネンの顔つきは次回作の『イタダキマン』のダサイネンにほぼ引き継がれることになる。
- リメイク版『ヤッターマン』第26話では他のゲストキャラにほとんど台詞が無い中、「いつか逆転してやるからな!」と叫んでいた。
- キョカンチン:声 - たてかべ和也
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社の課長。30歳。独身。元軍人という経歴のせいか上司に忠実で生真面目な性格であり、セリフも常に「であります」と丁寧口調。一人称は「自分」または「俺」で、まれに「私」も。ときどきセリフに関西訛りが出る。第1話では定時前にオフィスにいてだらけている部下に活を入れるなど、真面目さが顕著だったが、ムンムンやコスイネンと行動するうちに感化されていったのか、回が進むと彼らと同じような生活態度になってしまった。
- 三悪のうち男性2人のデザインが従来と大きく異なった『ヤットデタマン』に比べて、コスイネンがほぼ『オタスケマン』以前のデザインに戻されたのに対し、キョカンチンはカミソリ負けの肌が戻ったものの、目は前作のアラン・スカドンと同様に黒点のままにされた。さらに顔が丸くやや小さくなったおかげで厳つさが削がれ、実直な性格と合わせて歴代たてかべキャラに見られたガラの悪さはかなり希薄。巨体を理由としてやられかけたメカのコクピットから放り出されそうになるなど、階級に運命を左右されるという描写も一度なされたことがある。
- コスイネンほど顕著ではないが、実はレスリングに転向したいという脱サラ願望がある。
- 名前の由来は「巨漢」からとったと推測される。
- 千波(ちなみ):声 - 二又一成
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。「ちなみに」が口癖。なんの因果か第40話で同僚のセーコと社内結婚した。
- ピーコ:声 - 横尾まり
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。いわゆるセクハラ要員で、コスイネンは彼女のパンティを毎日見ることが生き甲斐だという。
- セーコ:声 - 青木和代
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。太めのOLで顔も態度もでかい。第40話で同僚の千波と社内結婚した。
- OLさん(オーエルさん):声 - 勝生真沙子
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。仕事もせずいつも鏡の前で化粧に勤しんでいる。本名不明。
- 熟年さん(じゅくねんさん):声 - 千葉繁→広瀬正志
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。本名不明。勤務中にいつも競馬新聞を片手に競馬予想に勤しんでいる。この会社を象徴するような人。
- ヤング:声 - 千葉繁
- 窓際さん(まどぎわさん):声 - 広瀬正志→龍田直樹
- オトシマさん:声 - 勝生真沙子→鈴木れい子
- 東北アンナ(とうほく アンナ):声 - 小宮和枝
- コスイネンの妻。東北弁訛りが強い。第40話のみの登場。金髪で声は全然違うがムンムンと同じ顔である。極度の浪費癖がありコスイネンはそのローン払いのやりくりに苦労している。コスイネンいわく、「結婚した理由はムンムンと顔が同じだったから」。名前の由来は1955年(昭和30年)にヒットした大津美子の楽曲『東京アンナ』から。
- ソーリャ
- コスイネンとアンナの長男でコーリャとは双子。父親似で生まれた時から赤いドタ靴のような長鼻をしている。第40話のみの登場。
- コーリャ
- コスイネンとアンナの長女でソーリャとは双子。父親似で生まれた時から赤いドタ靴のような長鼻をしている。第40話のみの登場。ソーリャとコーリャの二人は父親のコスイネンに似た赤いドタ靴のような鼻をしているためにムンムンから「薄汚い子供たち」とおちょくられていた。
オストアンデル西部支社
オストアンデル西部支社は常に業績トップという事もあって、その社屋は近未来的なデザインの高層ビルになっている。なお、作中に登場するのは大半は支社長隠球四郎のいる支社長室で、社内の様子に関しての描写はほとんど無いが、室内の様子からもコンピュータ導入のかなり進んだ最新鋭のオフィスである事がわかる。
- 隠球四郎(かくれ たましろう):声 - 小滝進
- 第2話より登場したシャレコーベリース社のエリート社員。若くしてオストアンデル西部支社長を任され、業績は全支社中常にトップ。キザでニヒルな性格で、ことあるごとにクリーン悪トリオに嫌味を言う。冷静で狂いのない行動力によって幾度となくイッパツマンを追い詰め、一度はダイヤモンド弾丸で逆転王と初代イッパツマンを完全に倒すなど、真の好敵手と言える実力を発揮した、シリーズ中でも屈指の異色キャラクター。後半からはギャグ要員に回ることもあった。名前の由来は「隠し球」と「四死球」から。1956年2月29日生まれの26歳。
- 根っからのエリートだったが、展開が進むに従って、球四郎自身も見知らない彼の過去と正体が明らかにされていく。中学と高校を優秀な成績で卒業し、名門ドエリート大学に進学したが、幼少の頃から肥満体型だったことにコンプレックスを抱いていた。そのため、大学在学中にダイエットを強行するが、無理な絶食で栄養失調に陥り、命を落としてしまう。葬儀が行われ、墓も建てられたが、コルドーが自分の手駒とするため、球四郎の脳を摘出してロボットに移植する事で、サイボーグとして復活させた。その際に過去の記憶を総て消去され、体型も標準的な筋肉質の体型に変わった。
- 球四郎自身はこの事実を知らず、死亡の事実や、生身の人間では致命的な傷を負っても平気だったことなどを目の当たりにし、レントゲン検査の際、頭脳部分の映像からサイボーグであることを知り動揺した。そして、一度は錯乱状態に陥り側近が動揺するほどの大酒を飲み逃避するが、態度を一変させたコルドーの振舞いに逆に自らの存在意義をイッパツマン打倒と決め、立ち直りかける。しかし、その直後にシャレコーベリース社を計画倒産しようとしていたコルドーに「用済み」と言われ、解雇。納得できない球四郎は単身でイッパツマンに挑み、片腕だけの少林寺拳法メカで三冠王と互角以上の戦いを見せたが、コルドーに再び「用済み」と言われ、見捨てられた。遂に逆上した球四郎はコルドーの人工島(飛行可能)にミサイル攻撃を仕掛け、破壊する。だが、これを反逆と見なしたコルドーによってタイム空間へ飛ばされ、永遠に時空の狭間の中を彷徨うこととなった。
- スパイ000(スパイ ぜろぜろぜろ):声 - 鈴置洋孝
- 球四郎が放った、超能力を持った産業スパイ。タイムリース社に潜入してさまざまな情報を球四郎に流していたこともある。最終回ではコルドーによって洗脳されたハルカと共闘してイッパツマンを追い詰めるが、トッキュウマンモスの鼻による攻撃により呆気なく沼に転落。その後の生死は不明。
本社・会長周辺
- コン・コルドー:声 - 肝付兼太
- シャレコーベリース社会長で、本作における悪トリオの親玉、というより黒幕。67歳。中国服姿の外観と声からはほとんど想像つかないが、れっきとした女性である。「いないいないバババー」と現れてはクリーン悪トリオにタイムリース社の営業妨害を行うように指令を下し、定番の台詞を残して去ってゆく。名前の由来は1982年当時存在していた超音速旅客機「コンコルド」から(コンコルドの異名「怪鳥」が「会長」とかけてある)。
- 優秀な社員は厚遇し、クリーン悪トリオなど無能と見なされた者でも実績を上げれば相応に評価するが、実績の上がらない者には月例支社長会議で茶も出さないなど冷遇する。自分の意に沿わない社員に対しては排除を行い、社員の離反に対しては容赦なく徹底的に処罰する。第57話で隠球四郎が反旗をひるがえした代償として球四郎をタイム空間へ消し去るなど経営者としての冷酷非情な一面を見せる。
- 正体は地球人の宇宙進出阻止を目論む宇宙人であり、普段は変身術でコン・コルドーに、もしくはミンミンに化けていた。作品開始の8年前にヨウトホエール岬(名前の由来は「酔うと吼える」から)の近海に飛行可能な人工島を作り、そこを「別荘」と称して実質的な本拠地にしていた。最後は8年前にすでに洗脳していたハルカを使ってイッパツマンを無力化し倒そうとするが、失敗。宇宙船で逃げ出そうとするところを三冠王が放った三冠アームガンで撃墜され爆死。彼女はタイムボカンシリーズ史上初めて、素性が(ある程度)明らかな状態で前線に参戦した黒幕で、異彩を放つ存在だった(厳密にはオタスケマンのゲキガスキーが前線に出た初の大ボスであるが、彼が真の黒幕であるという事実は終盤まで伏せられていた)。また、シリーズ史上、明確に死亡の描写がされたのは『ゼンダマン』のニャラボルタに次いで2例目となった。
- コルドーがサイキックロボットのノウハウを手に入れ、地球人の宇宙進出を遅らせようとしたその理由は、「未だ欲深い地球人が宇宙に進出すれば、宇宙の多くが食い物にされてしまう」というものだった。
- ミンミン:声 - 土井美加
- コン・コルドーの孫娘。第16話よりオストアンデル北部支社に押しかけ、クリーン悪トリオに同行するようになった。傍若無人で世間知らずで天真爛漫な女の子。ムンムンにそっくりで、彼女を「お姉さん」と呼んでいるが、姉妹な訳では無い。羞恥心をあまり感じないのか、人目を気にせずに裸や下着姿でいることもある。職責として悪トリオと一緒にいるわけではないのでかなり気ままな行動を取る他、会長の一族だけあって金には困らず、金欠のコスイネンとキョカンチンに昼食をおごるなど面倒見が良い。敵側だがイッパツマンに一目惚れし、時に追い詰められたイッパツマンをかばったり、サインをねだるという描写もあった。しかし、終盤にかけて不審な行動が目立つようになり、最終回では、今井市郎の持ってきたつづらの中から出てきたほどである。その正体は先述のとおりコン・コルドーの変身した姿。
- 名前の由来は、スタッフがアフレコ終了後に通っていた中華料理店から[1]。
マシンフレンド社
シャレコーベリース社下請けの巨大メカ工房。コスイネンの設計要求に基づき、巨大メカを製作している。社名の由来は、本作の制作に携わったアニメフレンドから。
- 今井市郎(いまい いちろう):声 - 千葉繁
- 第32話より登場。マシンフレンド尼崎第三工場長。巨大メカ製造を担当しており、前期に登場した「メカレスラー」と呼ばれる戦闘メカと後期に登場したスポーツメカを開発し、コスイネンの要請に応じて戦いの現場へ送っていた。だが、腕前はイマイチのようで、荷物は発送する際にバラバラと部品を落とす(巨大なナットやネジが飛んできて今井が潰される)、大き過ぎてタイムホールに入りきれず巨大な足型メカで無理やり押し込むなどまともに発送されないことがほとんどでその際に「イマイチだな」と言うのがお決まり。水中呼吸用のアクアラングを配送し忘れたために息継ぎの隙を突かれて敗北し水泳メカ、ネジが外れて分解したマラソンメカなどたびたび敗北の原因を作っている。しかし、コスイネンが製作費をケチったために安物のワイヤーを掴まされ、戦闘中に腕のワイヤーが切れて敗北したアーチェリーメカダイアタリーのようなケースもあり、単純に今井だけの責任とは言い切れない部分もあると思われる。妻のモモエ(声優:つかせのりこ)に頭が上がらない。他にトメ(声優:稲葉実)という助手がいる。『佐武と市捕物控』の市がモデル。ただし、元ネタと違い目はちゃんと見える。語尾に「でヤス」とつけて話すことが多い。
- コスイネンとはお互いに「市っつぁん」、「コッチー」あるいは「コスの旦那」と呼び合う仲だったが、メカの能力や完成度に不満のあるコスイネンと、料金の支払いを滞らされている今井の仲はだんだんと険悪になっていってしまい、球四郎に「2倍の額を払う」と言われ、コスイネンの発注で製作していたメカを球四郎に渡してしまう。
- ナレーター:声 - 鈴置洋孝
- 前任の富山敬に劣らぬナレーションは評価が高かった。また、ごくまれにクリーン悪トリオにツッコミを入れることもある。サブタイトルの読み上げ及びCM後のアイキャッチコールも担当している。
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- 1 逆転イッパツマンの概要
- 2 登場メカ
- 3 ワンポイントキャラ / コクピットメカ
- 4 エピソード
- 5 スタッフ
- 6 放映当時のネット局
固有名詞の分類
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