近未来型地域交通システム(ICVS)
ホンダが1998年9月に、近未来型地域交通システムとして発表したシステム。ICVSは、生活圏や限定された地域内で、小型電気自動車や電動アシスト自転車などの低公害車両を会員相互で共同利用する近未来の地域交通システムである。自家用車や公共交通機関とICVSを組み合わせることで利便性を損なうことなく、クルマによる環境への影響の軽減と駐車スペースや渋滞などの交通問題の解消を目的としたもの。カーシェアリングや超小型EV利用新交通システム(ITS、EV)と同様のコンセプトであるが、通常の超小型EVのシティパルのほかICVS-ラクーン、ICVS-モンパル、ICVS-ステップデッキなど、電動自転車を含むさまざまなクルマや駐車、充電インフラと組み合わせたこと、車両回収にかるがも走行を取り入れるなど、ITSの先駆的技術の組み込みが特徴である。
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