農林ジェイレッド【ノウリンジェイレッド】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7498号 |
登録年月日 | 1999年 11月 25日 | |
農林水産植物の種類 | かんしょ | |
登録品種の名称及びその読み | 農林ジェイレッド よみ:ノウリンジェイレッド | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山川理、久木村久、梅村芳樹、宮崎司、小巻克巳、日高操、熊谷亨、吉永優 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「シロユタカ」にアメリカから導入した「86J-6」を交配して育成された固定品種であり,いもの形状が紡錘形,皮色は基本色が褐,補助色が赤の加工用品種である。草型は匍匐型,草勢及び草高は中,茎色及び節色は無,茎の太さはやや細,茎長はやや長,分枝数はやや多,節間長は中,茎の毛茸は微である。頂葉色は最優性色は淡緑,副次的色は淡褐,葉色は淡緑,葉形は単欠刻浅裂,葉の大小は中,葉脈色及び密腺色は無である。藷梗の長さはやや短,強さはやや弱,いもの形状は紡錘形,大小は中,皮色は基本色は褐,補助色は赤,濃淡は淡,分布は均一,肉色は橙,条溝は微,皮脈は無,外観はやや上である。萌芽の遅速,萌芽の多少,早堀適性は中,アール当たりの上いも重は多,貯蔵性は易,カロチンの多少は多,切干歩合はやや低,でん粉歩留は低,黒斑病抵抗性はやや弱,ネコブセンチュウ抵抗性は強である。「ベニハヤト」と比較して,頂葉の最優性色が淡緑であること,葉形が単欠刻浅裂であること,葉脈色及び蜜腺色が無であること等で,「コガネセンガン」と比較して,葉脈色が無であること,いもの皮色(基本色)が褐であること,いもの肉色が橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に九州農業試験場(鹿児島県指宿市)において,「シロユタカ」にアメリカから導入した「86J-6」を交配し,平成元年に九州農業試験場(宮崎県都城市)において,その実生の中から選抜,育成された固定品種であり,5年より特性検定試験,系統適応性試験,6年より地域適応性及び加工適性等の試験を行い,同年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「九州120号」であった。 |
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