軽量材料
従来の材料と同じ体積でありながら重量が軽い材料をいう。軽量化はあらゆる分野で進められており、軽量材料の開発も多岐にわたっている。自動車の軽量化は走行性能の向上、燃費の改善のために車両の全部位について進められてきたが、最近はとくに地球環境保護問題から、省燃費のための軽量化ニーズが高まっている。自動車におけるおもな軽量材料の採用状況は以下のとおりである。(1)鉄鋼部品:高強度材の使用による構造の簡素化、薄肉化。(2)アルミニウム合金:エンジン部品を中心に、ミッション、アクスルのハウジング類への採用、および一部のクルマのボディ部品への採用。(3)樹脂:内外装品への広範な採用、および高機能樹脂の電装品、機構部品、さらにはバンパー、外板などの、車体構造部品への採用などがある。
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