素粒子事典 |
素粒子論(4)超対称性理論など
ウィキペディア |
超対称性理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/31 11:46 UTC 版)
超対称性理論(ちょうたいしょうせいりろん)とは、理論のボース粒子とフェルミ粒子に対して、それぞれ対応するフェルミ粒子とボース粒子(超対称性粒子)が存在すると考える理論、仮説のこと。ボース粒子とフェルミ粒子を入れ替える数学的変換を超対称変換と呼び、特にゲージ粒子に対しても超対称性粒子を考える理論の事を超対称ゲージ理論と呼ぶ。また、超対称性を考えた標準模型や重力理論(一般相対論)は、それぞれ超対称標準模型、超重力理論と呼ばれる。超弦理論も超対称性理論の一種である。
もし超対称性が自然界で近似としてではなく実現されているならば、現在までに知られている各素粒子に、その対となる同質量の超対称粒子が存在する。すなわち、素粒子の数が既知のものから倍増するはずである。しかしながら、現在、超対称粒子はひとつも実験的に発見されていない[1]。2008年に稼動予定のLHC実験計画は、この超対称粒子の発見を目的のひとつとして推進されている。
- ^ 『素粒子物理』 戸塚洋二著 岩波書店 ISBN 978-4000067478
- ^ H. Miyazawa (1966). “Baryon Number Changing Currents”. Prog. Theor. Phys. 36 (6): 1266–1276. doi:10.1143/PTP.36.1266.
- ^ H. Miyazawa (1968). “Spinor Currents and Symmetries of Baryons and Mesons”. Phys. Rev. 170 (5): 1586–1590. doi:10.1103/PhysRev.170.1586.
- ^ Michio Kaku, Quantum Field Theory, ISBN 0-19-509158-2, pg 663.
- ^ Peter Freund, Introduction to Supersymmetry, ISBN 0-521-35675-X, pages 26-27, 138.
- ^ 日本で研究している人の場合は、科学研究費補助金採択課題・成果概要データベースで「超対称」を検索
- 1 超対称性理論とは
- 2 超対称性理論の概要
- 3 脚注