赤パンかびとは? わかりやすく解説

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あか‐パンかび【赤パン×黴】

読み方:あかぱんかび

子嚢菌(しのうきん)類フンタマカビ目のカビ焼いたパントウモロコシ表面多く生える。遺伝学研究材料にする。


赤パンかび [Bread red mold (mould),Neurospora]

 一般的には餅やパンなどの穀類食品によく生え赤色のかびで、分類上は真菌の中の子菌類核菌綱、ソルダリア目、ソルダリア科に含まれるニューロスポラ属(Neurospora)のかびをいう。多く雌雄異株褐色ないし黒色の被子器をもち、その中の円筒形の子嚢内に子嚢胞子をつくる。不完全世代もあり、その分生子赤橙色粉状の塊となって付くので赤色にみえる。このかびはしばしば、焼け跡立木トウモロコシにも生える。赤パンかびの中でも、とくにニューロスポラ・クラッサ(N.crassa)については、1941年G.W.ビードルとE.L.テータム(アメリカ)によって、その生化学的突然変異株分離され微生物遺伝学的研究の結果、「一遺伝子一酵素説」が提唱され以来遺伝子研究微生物使用されるようになり、この研究分子生物学発展一つ重要な契機となった


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