貝類のビブリオ病菌 [Vibrio tubiashii]
アメリカでは養殖されたアメリカ・カキやホタテ、とくにそれらの幼生に細菌性の壊死(えし)症が発生して問題になったことがある。壊死症にかかったカキからビブリオ・ツビアシのほかに数種のビブリオ属の細菌が分離された。わが国ではマガキの幼生の病原菌として、ビブリオ・スプレンディダス(V.splendidus)が知られている。また、トリガイの幼生やアワビに細菌性の病気が発生し、それらの原因が検討されたところ、トリガイの原因菌はビブリオ属の従来知られていないある菌種(Vibrio sp.)であるとされ、アワビのビブリオ病の原因菌は海産魚のビブリオ病の原因でもあるビブリオ・アルギノリティカス(Vibrio alginolyticus)とされている。
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