ろんり‐えんざんし【論理演算子】
論理演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 13:59 UTC 版)
論理演算子(ろんりえんざんし、英: logical operator)は、コンピュータ・プログラミングや命題論理等[注釈 1]における論理演算の演算子の総称である。
論理
コンピュータ・プログラミング
多くのプログラミング言語では、論理積と論理和および否定のための演算子が用意されている。 C言語やその影響を受けた構文を持つ言語では、論理積の演算子に &&, 論理和の演算子に ||, 否定演算子に ! が用いられる。Pythonなどでは論理積の演算子に and, 論理和の演算子に or, 否定演算子 not が用いられる。
多くのプログラミング言語において、論理積および論理和の演算は短絡評価される。例えば、論理積 expr1 AND expr2 は左側の式から順に評価され、expr1 の値が偽なら expr2 を評価せず論理積の値を偽とする。同じく論理和 expr1 OR expr2 は左側の式から順に評価され、expr1 の値が真なら expr2 を評価せず論理和の値を真とする。
JavaやC#では加えて、論理積の演算子として &, 論理和の演算子として | も使用できる。前者と後者の演算子の違いは、短絡評価を行うかどうかである。Java などの言語において、&& および || は短絡評価を行い、& および | は短絡評価を行わない。
注釈
論理演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:09 UTC 版)
論理演算子 短絡評価論理演算 (結果が判定するまでオペランドを左から右へと評価する) 必要最小限の式しか評価しない 部分的な評価 (完全な評価ではない) 文法意味&&AND (左のオペランドがfalseのとき、式はfalseを返し、右のオペランドは評価されない) ||OR (左のオペランドがtrueのとき、式はtrueを返し、右のオペランドは評価されない) !NOT (論理否定) (訳注:上の通り、&&と||は左のオペランドしか評価しない可能性がある。これに対し、ビット演算子にも挙げられている&と|を代わりに書いた場合は、左右のオペランド両方が完全に評価される。実用上は&&と||を用いるのが一般的である)
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論理演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 02:16 UTC 版)
数理論理学における論理演算子は、被演算子の真理値(真・偽)に対する論理積 "∧" や論理和 "∨" などの論理演算を表し、中置記法で書くことが多い。(否定を表す前置の単項演算子 "¬" もある。)
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論理演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 02:16 UTC 版)
「論理演算子」も参照 論理演算子として、論理積の "and"、論理和の "or"、否定の "not" などがある。排他的論理和の "xor" もある。他に、数値に対して二進法での各桁に論理演算を適用するビット演算(bitwise operation)のためのビット演算子(bitwise operator)がある。一部の言語では、ビット演算の演算子が論理演算子の意味にも多重定義(オーバーロード)されている(C言語ではブーリアン型が無く、基本整数型のintで代用されているので、論理演算子とビット演算子を混用するとバグになることがある)。他に三項演算子の、条件演算子や、条件演算子のnull比較時の糖衣構文としてNull合体演算子をもつ言語もある。
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論理演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 06:06 UTC 版)
二項の論理演算子(Cの標準規格の用語では「論理AND演算子」「論理OR演算子」)も、条件演算子のような意味を持っており(短絡評価)、Javaでは条件AND演算子と条件OR演算子という名前である。 <条件式> && <真式><条件式> || <偽式> 1行目は、<条件式>が真の場合にのみ<真式>が評価される。偽の場合は条件式が評価されるのみである。式の値は、<条件式>が真の場合は<真式>、偽の場合は<条件式>がそのまま返される。 2行目の構文も、真偽が逆であることを除けば同様である。 なお、Javaの演算子 & および | はオペランドの型がboolean型の場合はビット演算子ではなく論理演算子となるが、両方のオペランドを必ず評価し、短絡評価はされない。C#も同様である。 Pascalのand演算子とor演算子が短絡評価かどうかは処理系依存である。
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