調査期間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 03:41 UTC 版)
初期の国際的な指針としては、国際統計学会(1853年設立)が「10年以内」と定めている。初期の頃は「5年周期」や「3年周期」など、各国がまちまちな状態にあった。 今日、国際連合の「人口及び住宅センサスに関する原則と勧告(第2版)」では、国勢調査は「少なくとも10年に1回」の割合で実施することを勧告しており、国の人口事情等によってはより頻繁に実施することが望ましいとしている。また、実施時期としては、国際比較性を向上させるため、西暦の末尾が「0」の年、あるいはその近辺で実施することが望ましいとしているが、各国の事情を優先することを容認している。国際連合統計委員会では、2005年から2014年の10年間を「2010年世界人口センサス計画」(The 2010 World Programme on Population and Housing Censuses)の期間としている。 日本の国勢調査は、1920年に第1回が実施されて以来、終戦の年の1945年を除いて西暦の末尾が「0」又は「5」の年の10月1日現在で実施されている。「0」の年の調査は「大規模調査」と呼ばれ、「5」の年の調査は「簡易調査」と呼ばれている。「大規模調査」と「簡易調査」の違いは基本的には調査事項数であり、後者は前者の調査事項の一部を省略して実施されている。日本の2010年国勢調査は、国際連合の「2010年世界人口センサス計画」のちょうど中央の時期に実施されるものである。
※この「調査期間」の解説は、「国勢調査」の解説の一部です。
「調査期間」を含む「国勢調査」の記事については、「国勢調査」の概要を参照ください。
「調査期間」の例文・使い方・用例・文例
- 調査期間のページへのリンク