証空とは? わかりやすく解説

しょうくう【証空】

読み方:しょうくう

[1177〜1247]鎌倉前期浄土宗の僧。西山派の祖。14歳出家し法然師事念仏天台教義にも通じた。のち、西山善峰寺住み浄土教宣揚した。著「観門要義鈔」など。善慧坊。


証空

読み方しょうくう

鎌倉前・中期浄土宗の僧。加賀守親季の長男俗姓源氏。字は善慧。号は解脱、証空。諡号は弥天、鑑智。浄土宗西山派開祖源空上人謁し得度法然高弟門弟多数宝治元年(1247)寂、71才。

証空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/12 03:15 UTC 版)

証空(しょうくう・證空、治承元年11月9日1177年11月30日) - 宝治元年11月26日1247年12月24日))は、西山浄土宗浄土宗西山禅林寺派浄土宗西山深草派の西山三派の祖。西山義の祖。法然の高弟であり、はじめ解脱房、のちに善恵(善慧)房と号した。諡号は弥天、鑑知国師。一般には西山国師(せいざんこくし)あるいは西山上人という。 血はつながらないが、道元禅師の長兄にあたる。最近の研究によれば、叔父ともされる。


  1. ^ 高橋慎一朗によれば、証空と同時代の妙法院門跡尊性が実弟の後堀河天皇の即位に伴って法親王とされ、同院も「綾小路小坂殿」と称されていることから当時妙法院があったとされる祇園神幸道の近くに証空の房があったとする(高橋慎一朗「証空の小坂住房をめぐる一考察」(初出:『日本歴史』553号(1998年)/所収:高橋『日本中世の権力と寺院』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-02932-2))。
  2. ^ なお、証空が西山に移った後も東山小坂の房も引き続き存続していたため、彼の教えは鎌倉時代には「小坂義」もしくは「西山義」と称されるのが一般的であった。「西山義」の呼称が定着するのは証空の没後に小坂の房を継承したとみられる証入の東山流が衰退して仁空実導の活躍で三鈷寺が西山派の拠点として確立された南北朝以降の事である(高橋慎一朗「証空の小坂住房をめぐる一考察」(初出:『日本歴史』553号(1998年)/所収:高橋『日本中世の権力と寺院』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-02932-2))。


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