触手動物とは? わかりやすく解説

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しょくしゅ‐どうぶつ【触手動物】

読み方:しょくしゅどうぶつ

無脊椎動物一門触手口の周囲冠状に囲む。消化管はU字形曲がり肛門触手冠外側に開く。コケムシ類・腕足類ホウキムシ類の3綱に分けられる


触手冠動物

(触手動物 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 20:25 UTC 版)

触手冠動物(しょくしゅかんどうぶつ、Lophophorata)または触手動物(しょくしゅどうぶつ、Tentaculata)は、触手冠英語版と呼ばれる独特の構造を持つ無脊椎動物の総称で、腕足動物(シャミセンガイ類)、箒虫動物(ホウキムシ類)、外肛動物(コケムシ類)の3群を含む。この3つをとして含むとみなされたこともあるが、その位置付けには疑問が投げかけられており、3群をそれぞれ独立の門とする見解が一般的である。


  1. ^ a b c d e f g 馬渡峻輔「触手冠動物およびその近縁の動物群のあいだの関係」『無脊椎動物の多様性と系統(節足動物を除く)』白山義久(編集)、岩槻邦男・馬渡峻輔(監修)、裳華房、2000年、233-234頁。ISBN 4785358289
  2. ^ a b c d e f g Brusca, RC; Brusca, GJ (2003). Invertebrates (2nd ed ed.). Sinauer Associates, Inc.. pp. pp.771-773, p.779, p,793. ISBN 9780878930975 
  3. ^ a b c d e f g 斎藤道子「触手冠動物の起源と腕足動物の進化」『海洋の生命史』東海大学出版会〈海洋生命系のダイナミクス〉、63-81頁。ISBN 9784486016854
  4. ^ Cavalier-Smith, T (1998). “A revised six-kingdom system of life” (PDF). Biological Reviews 73 (3): 203-266(とくにp.241を参照). doi:10.1111/j.1469-185X.1998.tb00030.x. http://www.algaebase.org/pdf/562A099111b9e002DCkuM263F88D/Cavalier-Smith1998.pdf. 
  5. ^ Cohen, BL (2000). “Monophyly of brachiopods and phoronids: reconciliation of molecular evidence with Linnaean classification (the subphylum Phoroniformea nov.)”. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 267 (1440): 225-231. doi:10.1098/rspb.2000.0991. 
  6. ^ Dunn, CW et al. (2008). “Broad phylogenomic sampling improves resolution of the animal tree of life”. Nature 452: 745-749. doi:10.1038/nature06614. 
  7. ^ 遠藤一佳「腕足動物の起源とボディプラン進化」『化石』第81巻、2007年、 57-66頁、 NAID 110006250786


「触手冠動物」の続きの解説一覧

触手動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 16:43 UTC 版)

触手」の記事における「触手動物」の解説

詳細は「触手冠動物」を参照 かつて触手動物門という門が認められていたことがあるホウキムシ腕足類コケムシを含む群で、現在では、この3つそれぞれ独立した群(箒虫動物門腕足動物門外肛動物門)と見なすことが多い。これらの動物では、口の周辺円形又はU字型に触手配列する触手細長い棒状で、曲げて動かすことは少なく表面には繊毛並んでいて、水中微粒子などを口に運ぶ。同様な仕組み内肛動物にも見られるこのような構造は、現在では、むしろ触手配列全体まとめて触手冠しょくしゅかん)と呼ぶことが多い。

※この「触手動物」の解説は、「触手」の解説の一部です。
「触手動物」を含む「触手」の記事については、「触手」の概要を参照ください。

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