観察研究とは? わかりやすく解説

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かんさつ‐けんきゅう〔クワンサツケンキウ〕【観察研究】


観察研究(カンサツケンキュウ)

患者さんを観察しデータ集めて分析をする研究です。

観察研究

【仮名】かんさつけんきゅう
原文observational study

研究一種で、個人観察する、または特定の転帰について評価すること。転帰影響するような試み治療をしないなど)は行わない

観察研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:53 UTC 版)

臨床研究」の記事における「観察研究」の解説

研究目的とした治療を行うのではなく、既に行われている治療の効果や、その予後観察する研究デザイン長期間かけて発症する疾患や、稀にしか見られない疾患対象にすることができる。 要因結果との相関強さ定量的測定できるが、因果関係証明しようとする場合には、症例対照研究コホート研究のように、要因結果との関連時間性測定する研究デザインをとる必要がある症例報告case report個別症例治療経験した後に、教科書的な経過をたどらなかったもの、あるいは教科書的な治療超える工夫行ったものについて、今後参考資するために詳細報告するごく稀に見る疾患場合には今後治療直接参考になる他、未知疾患最初に報告するきっかけとなる。 症例シリーズ報告case series単独または少数施設にある疾患患者集まっている場合に、過去治療内容予後集計して一覧化する稀に見る疾患場合などに、治療効果有害事象との相関関係仮説示唆できることがある。 症例対照研究case-control study疾病イベント生じたグループと、生じなかったグループそれぞれについて、投薬有害物質への曝露などの背景因子存在割合調べて比較する曝露結果関連強さオッズ比として定量的評価でき、結果発生確率が低いと仮定できる場合にはオッズ比相対危険度近似値として解釈することができる。 コホート研究cohort study異な生活習慣疾患治療などを経験した複数集団一定期間追跡し、予め定められ疾患などのイベント発生割合比較する曝露結果関連強さ相対危険度として定量的評価できる保険診療データなど大規模なデータアクセスできる場合発症影響するさまざまな要因列挙したり、その相互関係洗い出したりことができる。 横断研究 (cross sectional study) ひとつの集団について要因結果それぞれの存在割合調査する。ある疾病有病割合求める際によく使われる要因有無結果有無関連認められれば、因果関係ヒントにはなるが、因果関係時間性調べていないので因果関係の証明まではできない予後予測ルールclinical prediction rule患者年齢性別基礎疾患検査データなど、コホート研究成果利用して疾患予後予測モデル作成する多くは「重症度スコア」の形式発表される

※この「観察研究」の解説は、「臨床研究」の解説の一部です。
「観察研究」を含む「臨床研究」の記事については、「臨床研究」の概要を参照ください。

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