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にしローマていこく 【西―帝国】



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西ローマ帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/15 21:00 UTC 版)

西ローマ帝国
Imperium Romanum, Pars Occidentalis
ローマ帝国 395年 - 476年480年 東ゴート王国
西ゴート王国
ヴァンダル王国
ブルグント王国
フランク王国
西ローマの国章
ラバルム
西ローマの位置
395年頃の領域
公用語 ラテン語
首都 ミラノラベンナ
皇帝
395年 - 423年 ホノリウス(西ローマ初代・テオドシウス朝第2代)
423年 - 455年 ウァレンティニアヌス3世(テオドシウス朝最後)
455年 - 455年 ペトロニウス・マクシムス(テオドシウス朝断絶後の初代)
475年 - 476年 ロムルス・アウグストゥルス(最後)
474年 - 480年 ユリウス・ネポス(事実上最後)
変遷
ローマ帝国の東西分裂 395年
テオドシウス朝断絶 455年
ロムルス・アウグストゥス退位(事実上滅亡) 476年
ユリウス・ネポス殺害(完全滅亡) 480年

西ローマ帝国(にしローマていこく)は一般的に、テオドシウス1世死後のローマ帝国の西半分を領有した国家を指す。なお、広義には286年ディオクレティアヌス帝によるローマ帝国テトラルキア導入後のローマ帝国の西半分や、3世紀から5世紀までの間、テトラルキア以降の帝国の西半分に割拠した勢力を指す用例もある。

なお、「西ローマ帝国」と「東ローマ帝国」は共に、後世の人間による呼称で、当時の政府や住民は自らの国を単にローマ帝国と称しており、複数の皇帝が帝国領土を分割統治するのも、単に広大な領土を有効に統治するための便宜にすぎないと考えていた。この観点からいうならば、西ローマ帝国・東ローマ帝国というふたつの国家は存在せず、それらは、ひとつのローマ帝国の西方領土(西の部分)と東方領土(東の部分)だったということになる。西ローマ帝国が滅亡した後、東ローマ帝国は(滅亡の1453年にいたるまで)自らの国家をローマ帝国と自称したのも、こうした認識によるものである(東ローマ帝国の項を参照)。

395年にテオドシウス1世が死去すると、その2人の息子アルカディウスホノリウスをともに皇帝として、ローマ帝国は東西に分割された。滅亡年は一般に476年9月4日ロムルス・アウグストゥルスゲルマン人傭兵オドアケルの圧迫を受けて退位)というのが一般的な説であるが、480年ユリウス・ネポス殺害)とする説もある。通常、この西ローマ帝国の滅亡をもって中世の始まりとする。

なお、東ローマ帝国は、西ローマ帝国滅亡から1000年近く存続したが、1453年オスマン帝国によって滅ぼされた。詳細は「東ローマ帝国」の項目を参照のこと。

西ローマ帝国の最も重要な遺産であるカトリック教会に感化されて、新生の好戦的な蛮族の王国が、西ローマ帝国の瓦礫の中から発生し、ついにはカトリック信仰やローマの文化、ローマ法を採用した。徐々にこれら蛮族が、自らをローマの遺産の「真の相続者」に仕立てていった 。

目次




  1. ^ 井上浩一栗生沢猛夫『世界の歴史11 ビザンツとスラヴ』(1998年 中央公論社)P33およびP39参照






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