行動障害とは? わかりやすく解説

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行動障害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 00:12 UTC 版)

行動障害(こうどうしょうがい、英語: Emotional and behavioral disorders, EBD)とは、主に認知症患者知的障害者が併発させる、飛び出しを含む自傷行動殴打や噛みつき、物壊異食多動、何時間もの号泣や大声弄便など不潔行為など周囲の者の生活に危害を及ぼす行動等をする他害、特定のモノや習慣に異常な執着などを示す障害[1][2][3][4][5]感情・行動障害とも言われる[6]。これらの行動が著しく高い頻度と強度で生じており、処方を行なっても改善が見られず、知的障害者施設・家庭養育も困難なモノを強度行動障害と言われる[1][4]。強度行動障害は特に、中学生となった思春期の頃に自閉スペクトラム症(ASD。自閉症、アスペルガー症候群)を伴う重知的障害者が併発する傾向がある[4]


  1. ^ a b 強度行動障害支援者研修資料 | 国立障害者リハビリテーションセンター”. www.rehab.go.jp. 2022年9月20日閲覧。
  2. ^ a b c 『認知行動療法事典』丸善、2019年、164-165頁。 
  3. ^ 厚生労働省:障害保健福祉主管課長会議資料”. www.mhlw.go.jp. 2022年9月20日閲覧。
  4. ^ a b c d 強度行動障害の長男 「社会から見下され、心が折れた」家族介護”. 毎日新聞. 2022年9月20日閲覧。
  5. ^ 認知症における精神症状と行動障害 対応マニュアル - 鹿児島県医師会
  6. ^ http://www.rehab.go.jp/kiyou/japanese/22th/22-07.pdf
  7. ^ 村本 浄司・園山 繁樹 (2010). “知的障害者入所更生施設において多飲行動を示す自閉症者に対するPECSを用いた支援の効果”. 特殊教育学研究 48: 111-122. 
  8. ^ 「認知療法・認知行動療法」について聞いてみたい5つのこと | いまいせ心療センター | 社会医療法人 杏嶺会”. www.anzu.or.jp. 2022年9月20日閲覧。


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