蟲師
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 2006 |
配給: | 東芝エンタテインメント |
スタッフ | |
監督: | 大友克洋 オオトモカツヒロ |
製作: | 林田洋 |
浅沼誠 アサヌママコト | |
加藤鉄也 カトウテツヤ | |
高橋増夫 タカハシマスオ | |
喜多埜裕明 | |
会田郁雄 アイダイクオ | |
プロデューサー: | 小椋悟 オグラサトル |
アソシエイト・プロデューサー: | 井上潔 イノウエキヨシ |
共同プロデューサー: | ■田裕司 ※■は[示申] カンダユウジ |
原作: | 漆原友紀 ウルシバラユキ |
脚本: | 大友克洋 オオトモカツヒロ |
村井さだゆき ムライサダユキ | |
撮影: | 柴主高秀 シバヌシタカヒデ |
VFXスーパーバイザー: | 古賀信明 コガノブアキ |
音楽: | ■島邦明 ※■は(くさかんむりに配) ハイシマクニアキ |
美術: | 池谷仙克 イケヤノリヨシ |
編集: | 上野聡一 ウエノソウイチ |
衣装(デザイン): | 千代田圭介 チヨダケイスケ |
録音: | 小原善哉 オバラヨシヤ |
スチール: | 佐藤芳夫 サトウヨシオ |
音響効果: | 北田雅也 キタダマサヤ |
EP: | 二宮清隆 ニノミヤキヨタカ |
泉英次 イズミエイジ | |
サンミン・バーク サンミン・バーク | |
キャスティング: | おおずさわこ オオズサワコ |
その他: | 大坂和美 オオサカカズミ |
楠純子 クスノキジュンコ | |
照明: | 長田達也 オサダタツヤ |
キャスト(役名) |
オダギリ ジョー オダギリジョー (ギンコ) |
大森南朋 オオモリナオ (虹郎) |
蒼井優 アオイユウ (淡幽) |
李麗仙 リレイセン (たま) |
りりィ リリィ (庄屋夫人) |
クノ真季子 クノマキコ (真火の母) |
守山玲愛 モリヤマレイア (真火) |
稲田英幸 イナダヒデユキ |
江角マキコ エスミマキコ (ぬい) |
解説 |
精霊でも生物でもない妖しい生きもの「蟲」が起こす様々な現象を鎮める“蟲師”の旅を描く、ファンタジー・ドラマ。漫画家・漆原友紀の同名作を原作に、「スチームボーイ」の大友克洋が監督。出演は「ゆれる」のオダギリ ジョー、「命」の江角マキコ、「フラガール」の蒼井優。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
100年前の日本。生命そのものであり、時に人間にとりつき、不可解な自然現象を引き起こす「蟲」と呼ばれる生き物がいた。蟲の命の源をさぐりながら、謎を紐解き、人々を癒す能力を持つ者は”蟲師”と呼ばれた。蟲師のギンコ(オダギリ ジョー)は旅の途中で虹蛇を探す虹郎(大森南朋)と知り合い、淡幽(蒼井優)のいる狩房家に向かう。蟲に取り憑かれた家に生まれた淡幽は、蟲に身体を侵食されながらも、文字でその力を封じている。しかしギンコが屋敷を訪れたとき、淡幽は墨色のあざによって苦しんでいた。元蟲師で、今では淡幽の乳母のたまの証言によれば、一ヶ月前にやってきた盲目の女蟲師(江角マキコ)が語る、池の底に棲む眼のない魚・銀蠱の話が原因で淡幽の様子が急変したという。女蟲師の話によると、彼女は蟲を寄せる体質のため夫と子供を里に残して旅をしている間に、二人は蟲の棲みつく池に入り帰らぬ人となった。彼女はその池のほとりに住み、夫と子供が姿を消した池の秘密を調べていた。その池には銀蠱と呼ばれる蟲がいて、池の光を浴びると魚やヒトは姿が変わり、遂には姿を消してしまうという。ある時、女は土砂崩れで母を失った少年ヨキを介抱し、親子のように生活を共にするがやがてはヨキを里山に預け、自分も家族のもとへ行こうと考える。しかし、女が池に入った時、後を追ってきたヨキも奇妙な自然現象に巻き込まれ、以後、行方不明となってしまった。淡幽はたまの処方で息を吹き返すが、今度はギンコがトコヤミに憑かれ、意識を失う。淡幽は弱った身体でギンコに取り憑いた蟲を元の巻物に戻す作業を続ける。回復はしたものの衰弱したギンコを連れ、虹郎は身体に効くという命の源の光酒を求めて旅に出る。ギンコの体は少しずつ力を取り戻すが、やがて、ふたりは別の道を歩むことに。そしてギンコは、たまの話していた女蟲師・ぬいと出会い、自分がヨキであったことを思い出す。もはや自分が誰なのかも分からない状態になっていたぬいを、ギンコはかつての池に連れて行き、ぬいは銀蠱の光に包まれるのだった。 |
蟲師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 06:53 UTC 版)
『蟲師』(むしし)は、漆原友紀による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ、実写映画、ゲーム作品である。
注釈
- ^ マーベラスエンターテイメント、エイベックス・エンタテインメント、スカパー・ウェルシンク。
- ^ タイトルロゴでの表記。公式ウェブサイト、メディア記事、副次資料などでは、〜(波ダッシュ)ではなく〜(全角チルダ)を使用しての 「蟲師 〜天降る里〜」 表記もある。
- ^ a b c d e f a, b, c, d, e……「綿胞子」 のあきが本当の子供を授かっている、「虚繭取り」 の緒が綺のもとに戻ってきている、「籠のなか」 の鬼蠱の2人が成長している、「草を踏む音」 のイサザが原作では 「野末の宴」 で再登場するのが初出の成年姿になっている、など。f……ナレーターつながりのぬいや出演している化野・淡幽・たまなどは除外して、4話 「枕小路」 と13話 「一夜橋」 の人物は結末の都合上からか描かれていない。なお、5話 「旅をする沼」 のいおは原作で描かれている(誌面では25頁、単行本では17頁)。
- ^ 直後には 「前期」 とも言っている。
- ^ a b c d e f 便宜上の話数であり、本篇のナンバリングではカウントされていない。
- ^ 実際にこの時間で放送されたのは、2話・4話・5話・9話・13話-17話・19話の10回のみ
- ^ 第1話・8話・18話・20話 日曜 3:45 - 4:15、
第3話 同 4:00 - 4:30、第6話 同 4:05 - 4:35、第7話 4:20 - 4:50、第10話 - 11話(連続放送) 同(2006年1月8日) 3:00 - 4:00、翌週15日(日)は放送なし、第12話 同 4:10 - 4:40 - ^ 実際にこの時間で放送されたのは、5話・6話・12話-15話・17話・20話の8回のみ
- ^ 第1話 日曜 2:55 - 3:25、
第2話・4話・11話 同 3:10 - 3:40、第3話 同 3:25 - 3:55、第7話 同 3:45 - 4:15、第8話・9話・10話 同 3:00 - 3:30、第16話 同 3:48 - 4:18、第18話 同 3:17 - 3:47、
第19話 同 2:45 - 3:15 - ^ 第8話・10話 木曜 2:00 - 2:30、第17話 同 1:50 - 2:20
- ^ 第5話 木曜 2:55 - 3:25、第10話 同 2:20 - 2:50
- ^ この時間で放送されたのは、5話・11-14話の5回のみ
- ^ 第1話・3話・4話・6話・7話・8話・10話・16話・19話 木曜 3:48 - 4:18、第2話・18話 同 3:53 - 4:23、第9話 同 3:51 - 4:21、第15話 同 3:50 - 4:20、第17話 同 4:03 - 4:33、第20話 同 3:55-4:25
- ^ 第4話 土曜 3:00 - 3:30、第5話 同 2:50 - 3:20、第10話 同 3:15 - 3:45、第15話 同 3:00 - 3:30 (トリノ五輪中継のため最大90分遅れ)、第16話 2006年2月25日(土)はトリノ五輪中継のため放送休止、17話以降は1週繰り下げ
- ^ 2014年現在は配信終了
- ^ a b ただし1期のような 「」 で囲んだサブタイトル=曲名の法則ではなく、曲名 “日蝕む翳” が序盤の日食シーンや番宣で用いられたBGMとなっており、曲名 “日向” がエンディングテーマである。『続章』 では 「」 で囲まないサブタイトルそのままの曲名 “野末の宴” などになっている。
- ^ a b 巻物に描かれている蟲は、1期のものは 「夢野間」 「マナコノヤミムシ」 など、特別篇と続章のものは 「サエズリガイ」 「猩々髭」 「常雪蟲」 などであり、映像化したエピソードに沿うもので描き分けられている。
- ^ a b c 本放送では次回予告が 「特別番組 蟲語」(六話) 「蟲語 第二夜」(十話)「蟲師 続章 後半クール」(特別編 棘のみち) のもので、土井美加ナレーションでの七話 「日照る雨」、特別編「棘のみち」、十一話「草の茵」の予告が流れなかった。
- ^ オープニング終盤のロゴやAパート冒頭のサブタイトルなど全ての構成は前10話までと同じ続章における演出であり先の 『特別篇 日蝕む翳』 のような差別化は図られていないが、放送前の告知や予告映像では 「蟲師 ―特別編― 棘のみち」 などと題していた。当初公式サイトでは第十一話を「棘のみち 前編」第十二話を「棘のみち 後編」としていたがその後特別編に表記変更されている。
- ^ 本放送時は5月31日に再放送された。
- ^ 朝日放送における放送日。なお今回テレビ放送は朝日放送のみ。ネット配信はGYAO!・楽天ショウタイムで実施。
- ^ 六話 5月14日(木) 2:21 - 2:51、七話 5月28日(木) 2:16 - 2:46
- ^ 十二・十三話 日曜 0:55 - 1:25
- ^ キービジュアル以外の美術部分はGREEN(脇威志)ではなく草薙が担当している。
- ^ 元々役名「娘」だったが、稽古をする上で呼び名が無いと不都合になり原作者と制作側で話をしての決定。変更後の確認日時2015-03-14
出典
- ^ “インタビュー:大友克洋監督「蟲師」”. 文化通信. (2007年3月17日) 2022年11月29日閲覧。
- ^ アフタヌーン. “アフタヌーン 2021年5月号”. アフタヌーン公式サイト. 2021年9月11日閲覧。
- ^ 単行本版第4巻 「あとがき。」(239頁)。
- ^ a b 「【特別価格限定版】 蟲師 二十六譚 Blu-ray BOX スタンダード版」 ad(CM)、「蟲師 続章」 公式ウェブサイト・漆原友紀メッセージ、TOKYO MX・2014年3月30日放送 「緑の座」 テロップなど。
- ^ 「蟲師 続章 『特別番組 蟲語』」 での 「第一話 野末の宴について」 のくだり。
- ^ 『蟲師 特別編集 -蟲往来- 初回限定特装版』 メニュー画面。
- ^ 『月刊アフタヌーン』 2014年1月号、長濵博史監督・巻頭インタビュー。
- ^ 「BSフジ放送特番 『蟲師』 ダイジェスト」。
- ^ 「蟲師 特別篇 日蝕む翳 『後書き』」 アフタヌーンKCDX、103頁。
- ^ 「蟲師 特別篇『日蝕む翳』放送記念ニコ生 - 2014-01-05 0030開始 - ニコニコ生放送」 ニコニコ生放送、2014年1月4日
- ^ 「お知らせ|TVアニメ『蟲師 続章』公式サイト」 蟲師 続章公式ウェブサイト、2014年6月14日
- ^ Sony Music - インフォメーション 2014年12月5日閲覧
- ^ 「Lucy Rose - Shiver」 LucyRoseVEVO(YouTube公式アカウント)、2013年2月18日
蟲師(むしし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:33 UTC 版)
蟲に関するあらゆる事象を取り扱う、蟲専門の医者、研究者。ギンコのように旅をしながら仕事をするものと、一箇所に定住し仕事をする者がいる。基本的に個人営業だが、蟲師間での情報交換など横の繋がりはある。かつては一族ぐるみで蟲師を生業とする蟲師一門も存在したが、現在ではそのような組織立った形態での活動はほぼ絶えている。世間的にはあまり知られていない職業。
※この「蟲師(むしし)」の解説は、「蟲師」の解説の一部です。
「蟲師(むしし)」を含む「蟲師」の記事については、「蟲師」の概要を参照ください。
蟲師(第1期)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:33 UTC 版)
原作単行本第1 -6巻から選ばれたエピソード(#各話リスト)と、後述の特番を加えた全26+1話。 シリーズ名としては「二十六譚」「第1作シリーズ」「第1期(一期)」などとも呼ばれたが、当記事では後年に当作監督の長濵が称した「第1期(1期)」で統一して解説する。 タイトルおよびロゴタイプは原作と同一。 第20話までは2005年10月から2006年3月間にフジテレビ・関西テレビ・東海テレビ・北海道文化放送・テレビ新広島・テレビ西日本などで放送され、残る6話は製品DVD-ROMにて収録(発表)予定だったが、好評を受けて2006年5月から6月間にアニメオリジナルの第20.5話的な総集篇「BSフジ放送特番『蟲師』ダイジェスト」を含む全1+6話がBSフジで放送された。さらに地上波のみの視聴者に向けて、東京、大阪、名古屋、札幌、広島、福岡の6都市で「蟲の宴」と題したDVDの第5集収録分(21 - 26話)の試写会が7月から8月にかけて行われた。 漫画を原作としたアニメーション作品では、キャラクターやエピソードの追加削除などのアレンジが加えられることが多いが、当作は“原作が面白いんだから、それだけを見て、忠実に映像化する”を掲げてほぼ完全に原作漫画に倣って制作されていることが特徴である。 子供のキャラクターのダビング(アフレコ)には必ず子役を起用している。 音楽面では、アンクルン、ガムランなどのアジアの楽器が、提供ジングルや効果音だけでなく、劇伴曲のなかでも多く使用されている。 2006年3月25日、東京国際アニメフェア第5回東京アニメアワード・テレビ部門優秀作品賞を受賞。また、美術監督の脇威志が美術賞を受賞した。 マンガ部門でも選出された2007年の文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」アニメーション部門において『新世紀エヴァンゲリオン』『風の谷のナウシカ』『機動戦士ガンダム』などに次ぐ総合第6位を獲得し、2000 - 2007年間に制作されたもので限定した場合は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『鋼の錬金術師 (アニメ)』『千と千尋の神隠し』などを抑えて第1位の栄冠に輝いた。 文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」(国立新美術館 2007年1月21日 - 2月4日)では現代のアニメ作品の1つとして、第1話「緑の座」が紹介上映された。 放送終了から約7年が経った2013年末に新作エピソードの制作決定が発表され、続篇として翌2014年新春に『蟲師 特別篇 日蝕む翳』が放送された。
※この「蟲師(第1期)」の解説は、「蟲師」の解説の一部です。
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