蝶形骨体とは? わかりやすく解説

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ちょうけいこつ‐たい〔テフケイコツ‐〕【×蝶形骨体】

読み方:ちょうけいこつたい

蝶形骨中央部位置する立方体をなす骨部ここから左右に3対の突起大翼小翼翼状突起)が突き出している。


読み方:たい、ちょうけいこつたい
別名:蝶形骨体
【英】:Corpus,Body of sphenoid

蝶形骨体は蝶形骨中央部にあり立方体をなしている。上面中央部には鞍状を呈したトルコ鞍があり、その中央横位楕円形の下垂体窩がある。トルコ鞍後方には鞍背という上方突出した骨板があり、その両側外側端の突起後床突起という。鞍背後部台形をなして後頭骨の底部とともに斜台形成する下垂体窩前には体の前部との境界線である鞍結節とよべる横走する稜があり、その両側端にある中床突起発育弱く明瞭なものは少ない。鞍結節前には細い横走する[視神経交叉溝があり、その両外側視神経管につづく。交叉溝の前部蝶形骨隆起よばれているが、これは隆起ではなく滑らかな平面である。体の前部小翼後部大翼結合している。下錐体窩の外側大翼の根部との間には、内側頚動脈溝という前後に走る溝があり、外側蝶形骨小舌という突起状の骨板がある。体の下面鼻腔咽頭腔の上壁をなし、中央蝶形骨吻が前下方突出し鋤骨翼はさまれる。体の前面中央部には蝶形骨稜という上下に走る稜線があり、篩骨の垂直板相接する蝶形骨稜両側でがいおうに蝶形骨甲介認められる。これはバルタン小骨ともよばれ、発生学的には篩骨一部であったものが8~12歳に蝶形骨体と癒合したものでとくに若年頭蓋著明である。体の内面空洞状をなし蝶形骨洞とよばれ、その正中部には蝶形骨洞中隔があり、洞を左右に分けている。その前面には蝶形骨洞口という開口部両側にあり蝶篩陥凹通じている。


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